くらし情報『今さら聞けない「ロードバランサとSDNの切っても切れない関係」 (1) SDNが注目される背景を再確認しよう』

2014年11月25日 09:00

今さら聞けない「ロードバランサとSDNの切っても切れない関係」 (1) SDNが注目される背景を再確認しよう

今さら聞けない「ロードバランサとSDNの切っても切れない関係」 (1) SDNが注目される背景を再確認しよう
いまネットワークの世界で大きな注目を集めるのが、「SDN(Software Defined Networking)」と呼ばれる2011年頃から注目を集めているコンセプトだ。これは、ルータやスイッチなどネットワーク機器にひも付いていた設定や処理統計データなどを個々のネットワーク機器から切り離し、ネットワーク全体を見渡すことができる集中管理ソフトウェアへコントロールを移すアプローチだ。コントローラで集中管理することで、ネットワークに随時発生する要件に対して、従来よりもネットワークを迅速かつ柔軟に構築・運用できるようになる。

SDNが注目される主な背景には、クラウドよるITの消費スタイルの変化やサーバ/ストレージの仮想化技術がデータセンターに浸透する状況において、ネットワークは柔軟性/拡張性/運用性が欠けているアーキテクチャであるという課題認識が高まり、SDNはその課題を解決できる新しいアーキテクチャとして捉えられているからである。

現在、多くの標準化団体やベンダーによりSDNの標準化作業が進められており、具体的な製品も続々と投入されている。このように注目度が高いSDNだが、現時点では話題先行の観もあり、個々の要素技術が注目を集める一方で、その本来の目的が見失われがちである。

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