くらし情報『ビジネスで勝つための3D CAD活用術 (13) ビッグデータの時代を支えるセンサー技術のプロ、短納期射出成形でワイヤレス心電計をアジャイルに開発』

2014年11月27日 09:44

ビジネスで勝つための3D CAD活用術 (13) ビッグデータの時代を支えるセンサー技術のプロ、短納期射出成形でワイヤレス心電計をアジャイルに開発

受託開発も含めて、小野氏は「顧客からかなりの短納期を求められることは珍しくありません」と語ります。当然、筐体の設計から実際に製造に至る流れも超短納期が求められます。「以前は、図面のやり取りが中心でしたし、3Dで設計をしていたのは外部のデザイナーだったのが、現在では社内にも3D CADを導入して積極的に活用していますとのこと。プロトラブズを使う場合には、3Dデータを、図面を介すことなく、そのままアップロードができるので、「プロトラブズさんでは、射出成形品が標準でも10日、追加料金を払えばさらに早く作れるだけではなく、見積りも3、4時間で入手することができます」と、全体のスピード感についてもメリットを述べています。設計変更も容易に行うことができ、試しながら改良することもできるので、従来一ヶ月以上かかっていた納期が半分以下に短縮されました。○小ロットでのコストメリットと利便性を両立した製造プロセスの実現

同社の製品は、産業用のセンサーのように数を要求するものもありますが、医療用の製品の場合には、年間数百台から数千台程度であり、量産としては比較的小規模です。従来の金型では、イニシャルコストが大きくなるため、この規模の量産は難しいところがありました。

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