2014年11月28日 09:00
食事療養中でも美味しく食べられる?甘いゼリーやジュースがあるらしい
過食や高脂肪食のとり過ぎなどが原因とされる「糖尿病」。そして塩分のとり過ぎや飲酒などが主な要因となる「腎臓病」。これらの治療には投薬と併せて行われる食事療法が不可欠とされている。
食事療法で提供される食事は、カロリー制限がしっかりされてしまって…というイメージをお持ちの方も多いと思うが、中にはゼリーやジュースなど、一般的には制限した方がよさそうな甘いお菓子類を「病態対応食」として販売している食品メーカーもある。
今回、病態対応食であるジャネフのハイカロシリーズを展開するキユーピーの家庭用本部武井宏さんに、病態対応食について聞いてみた。
○通常の食事をとりづらい方に
――病態対応食であるジャネフは、どのような経緯ではじまったのでしょうか。そして、そもそも「病態対応食」とは何でしょうか
「昭和30~40年代の高度経済成長期に、日本の食生活が大きく変化したことから”成人病”が注目されるようになりました。健康を気にされる方が増加したことに伴い、昭和38年に果汁やジャムなどを「キユーピーヘルスフード」として販売したことが、ジャネフのはじまりです。
「病態対応食」とは、食事療法が必要になった方に対して、病院などの医療機関や施設で提供される食事のことです。