2020年6月24日 12:34
イチロー、WBC決勝打でも笑顔を見せなかった理由「常に意識して」
だから、僕はそれを常に意識して、腹立つことがあるけど、それはぐっと抑えてという訓練を日々していました」と常日頃から心掛けていたことを明かした。
2009年、WBCで不振に苦しみながら、韓国との決勝戦では見事な決勝打を放つも感情を表に出さなかったイチロー氏。「WBCの2009年はご記憶の方もいらっしゃいますかね? 決勝戦、韓国戦のセンター前ヒットがあるんですけれど、僕はどういう振る舞いをしたらいいのかを走りながら考えるんですね。ダッグアウトを見ると、きっと日本チーム、みんなが喜んでくれている。だから、見たらダメだと思ったんですよね。見たら、僕もそれに応えないといけないので、見てはいけない。だから僕は見なかったんですよ、ダッグアウトを。相手にとって、一番屈辱は何かと考えたんですよね。
それは、僕が喜ぶことじゃないと思ったんです。『こいつにはもう敵わない』と思うとしたらそれだと思ったんです」と振り返り、「だから、目の前に起きたことのその先のことを考えるんです。そうすると、割りと冷静になれる」とアドバイスしていた。
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