2014年12月2日 13:45
IPAの今月の呼びかけ(12月) - スマートフォンの不正アプリによる性的脅迫被害に注意を
IPAは、コンピュータウイルスや不正プログラムの状況分析から、「今月の呼びかけ」を発表している。今月は、性的脅迫被害に関する事例を取り上げている。
○セクストーションとは
まずは、図1の広島県警察のWebページを見ていただきたい。
ここにもあるが、セクストーションは「sex(性的な)」と「extortion(脅迫)」を組み合わせた造語である。IPAに寄せられた相談からの手口であるが、以下のようになる。
SNSを通じて知り合った異性から、プライベートな動画を見せ合おうと誘われる
そして、異性からビデオチャット機能を有する不正アプリをインストールするように誘われる(アプリのインストールを行わせてから、プライベートな動画のやりとりを求める場合もある)
アプリをインストール後、ビデオチャット中に服を脱いだり、卑猥な姿を相手に送ってしまう(この時点で、電話帳の情報などが窃取されている)
後日『あなたの電話帳の情報と動画を入手している。この動画をばらまかれたくなければ、指定の金額を払うように』といった脅迫電話がかかってくる
IPAによれば、このビデオチャットアプリであるが、チャット機能以外にも電話帳情報を窃取する機能を持っていたとのことである。