くらし情報『出渕裕総監督が語る"波動砲封印"とSFドラマの主眼「相互理解を描きたかった」-『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』』

2014年12月7日 09:30

出渕裕総監督が語る"波動砲封印"とSFドラマの主眼「相互理解を描きたかった」-『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』

●火焔直撃砲艦載の巨大兵器はがおもしろい構造に仕上がった

――今作で新しく登場する艦も楽しみです。

今回も良いデザインにリファインできたと思います。メカニックデザインは、テレビシリーズに引き続き地球側が玉盛君(=メカニックデザイン・玉盛順一朗氏)、敵側が石津君(同・石津泰志氏)に担当してもらっています。今回は、物量的に石津君のほうがメインですね。一番こだわったのは、(ガトランティスの主力艦)メダルーサ級ですね。これは石津君の労作だと思います。モチーフとなったメダルーザは(テレビシリーズの)『宇宙戦艦ヤマト2』にも出ているんですけど、何故か大戦艦とこのメダルーザは、デザインのラインが作中の他の艦と違うんです。今回は色やディテールなどに手を加えて近いように見せていますが、それに小林誠君やSF考証の鹿野君の提案が加わって、搭載している火焔直撃砲艦載の巨大兵器はがおもしろい構造になりました。


オリジナルのヤマト2旧作では、ガミラスとガトランティスが同盟関係にあって、ガミラスの瞬間物質移送機の技術を取り入れた兵器を作ったという設定がありますが、今回は敵対関係なのでそれができない。しかし、2199ではガトランティスは自分たちの移動する帝国を維持するために技術を欲している解釈なので、技術力の高いガミラスから技術者や科学者を捕えて自分たちのために働かせている。

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