競争激化のモバイルWi-Fiサービス、主要キャリア比較で改めて最適解を探してみる - エリア、速度、料金ではWiMAX 2+か
サービスのスペック表でざっと比較してみても、理論値やら公称値やらは大きな差も無く、実用性などについてはやっぱり判断しにくい。ただ、料金面の細かいところからもう少し掘り下げて見てみると、具体的には通信容量超過時の速度制限に関する部分で違いを見つけることができる。
基本的な月額定額料金はほぼ4社横並びだ。速度制限の解除に、NTTドコモとソフトバンクモバイルでは1GBごと、ワイモバイルでは500MBごとに手続きが必要で、またその際にはそれぞれ追加料金が発生する(※ワイモバイルはキャンペーン中は追加料金無料)。一方、WiMAXはそもそも制限が無く、追加料金も手続きの手間も無い。
○実測データの調査結果で特徴が見えてきた
容量制限に関する、ユーザーの利用スタイル次第でメリットなる部分は見えてきたが、それでも、「結局、一番使えるモバイルWi-Fiルーターはどれなんだよ!」と思っている読者も多いだろう。筆者もそう思った。そこで、12月4日にクロス・マーケティングが発表した調査結果が非常に役に立ちそうなので、紹介したい。
同調査は、先に紹介したモバイルWi-Fiルーター4機種を使って、全国の主要観光地、観光・レジャー・ショッピング施設、注目のイルミネーションスポットなど計22カ所にて、「全国の人気おでかけスポット、イルミネーションスポット22箇所でのモバイルWi-Fiルーターのデータ通信速度比較調査」