2014年12月12日 09:00
止まらないクルマのエレクトロニクス化にどう対応していくのか? - メンターが課題解決を提案するテクニカルフォーラムを開催
とする。また、中でも重要度を増しているのはコネクティビティであり、車車間や車道間通信を実現する組み込みソフトの重要性が増してきている一方で、ネットワークに接続するうえで欠かせないセキュリティの問題が浮上してきたとするほか、「ハッキングして自動車を盗むといったことが簡単になってきた。それを阻止する経験を積む必要がある」と、そうしたこれまで考えられなかった部分まで対応する必要性が出てきたことを強調する。
さらに、車両の軽量化などを図ることを目的に、数年後には実用化される見込みの48Vシステムとレガシーの12Vシステムを組み合わせた際にどのような障害が発生するか不透明であり、こうした課題を解明していく必要も出てきているとし、「さまざま情報の共有をすべてのレイヤで行う必要性と、それを確実に理解していく必要性がでてきた」と、設計と統合が重要な意味を持つようになるとした。
加えて、ネットワークに接続することで生じる新たな課題も見えてきたという。「自動車がスマートフォン的な状態になってくる。つまりコンシューマ化であり、新機能を早く搭載することが求められるようになってくる。極端な話を言えば、AndroidやiOSで実現される経験を車内で実現することが求められる。