2014年12月16日 11:59
楽天スマートペイ、安全性の増したICカードリーダーを提供開始 - 消費者にメリットはあるの?
●「楽天スマートペイ」をおさらい
カード決済は非常に便利だが、その反面、取り扱いには細心の注意を払わなければならない。「偽造カードによる不正利用」といったリスクが存在するからだ。カード運営会社でもその対策に追われている。例えば「楽天カード」を運営する楽天では、高セキュリティなICカードを新たに導入するという。「楽天スマートペイ IC・磁気対応カードリーダー」は、15日にVisaとの共同記者説明会で発表された製品。楽天では、中小店舗にも消費者にも導入のメリットがあると説明している。本稿で、その内容を紹介していこう。
○楽天スマートペイとは?
楽天スマートペイとは、楽天が2012年12月から提供しているカード決済ソリューション。
カード決済の仕組みを簡単に導入できるシステムで、これまで中小企業や個人事業主が経営する飲食店舗などを中心に展開してきた。楽天ではカード決済に対応する端末として磁気ストライプ読み取り機能を搭載したカードリーダーを提供してきたが、今後は新製品の、楽天スマートペイ IC・磁気対応カードリーダーを提供していく。価格は税込み7,980円で、条件を満たした加盟店舗には無償で提供する方針だ。