2014年12月18日 14:02
日本IBM、「IBM Watson Analytics」の正式版を提供開始
これが、システムズ・オブ・インサイトとなる。IBMは、Watsonで研究してきた技術をベースに、クラウド上でアナリティクス機能を提供することができ、一般的な企業にも使ってもらう環境を提供できる。これができるのはIBMだけである」とした。
Watsonは、2006年に開発をスタートし、10億ドルを超える投資を行い、約2,000人のプロフェッショナルを活用するとともに、IBM Watsonグループを組織化。さらに、Powered by IBM Watsonエコシステムを立ち上げている。2011年には、米国のクイズ番組である「Jeopardy!」で、クイズ王を破るという実績を達成している。
「Googleの検索では様々な回答が出るが、Jeopardy!ではひとつの回答しか出ない。その正解率は約89%である。
医療分野においては、医師の判断を支援するものとして利用されている」(マハジャン専務執行役員)とした。
日本IBM ソフトウェア事業本部ビジネス・アナリティクス事業部・西孝治事業部長は、「Watson Analyticsは、Watsonの基本技術だけでなく、Cognosのビジュアライゼーション技術と、SPSSの予測機能を組み合わせて提供するものである。