2014年12月19日 13:00
NTTとNTTデータ、日本企業初のApache Hadoopのコミッタ3名を輩出
NTTおよびNTTデータは12月18日、オープンソース・ソフトウェア「Apache Hadoop」およびその関連のプロジェクトのコミッタに、小沢健史氏(NTTソフトウェアイノベーションセンタ)、鯵坂明氏、岩崎正剛氏(NTTデータ 基盤システム事業本部)の3名が就任することになったと発表した。
初めに、基盤システム事業本部 システム方式技術事業部 OSSプロフェッショナルサービスの濱野賢一朗氏が、Hadoopプロジェクトの概要、同社のHadoopへの取り組み、コミッタ就任の経緯などについて説明した。
Hadoopは、Apacheソフトウェア・ファンデーションが運営するオープンソースプロジェクトの1つとして開発が進められている並列分散処理を実現するオープンソースソフトウェア。大規模データを効率的に格納・処理できることから、ビッグデータ活用を支える基盤として普及が進んでいる。
Hadoppのメンテナンスや開発はコミュニティで行われており、コミュニティが選出したコミットのみがプログラムを書き換える権限(コミット権)を持つ。現在、コミッタは約100名、コントリビュータは約3000名いるという。