2014年12月24日 14:46
99.9%除菌した水で部屋を均一にうるおす - ダイソン初の加湿器「Dyson Hygienic Mist AM10」を使ってみた
ここで「Air Multiplier(エアマルチプライヤー)」テクノロジーと呼ばれる、ダイソンがファンで長年培ってきた技術が用いられているのだ。"ループ"と呼ばれる上部の円形パーツからミストが飛び出る様子は肉眼でもはっきり確認できる。本体と2mから2.5m離れた場所でもはっきりと風を感じるが、難点は温風ではなく冷たい空気が吹き出てくること。気温の低い冬場に使う家電製品としてはやや考えものであると筆者は思う。しかし、置き場所を変えるなど試行錯誤した結果、壁に向けても部屋を均一に加湿してくれることが確認できたので、人がいない方向に向けて使えば問題ない。
○実際に湿度を計測してみた
ちなみに本製品の適用畳数は8畳程度となっている(木造住宅、鉄筋コンクリート建て、部屋の向きなどで異なる)。鉄筋コンクリート建てで気密性の高いマンションである筆者宅の北側に位置する7畳程度の寝室で、晴れて空気が乾燥している室温22.7度・湿度33%の日中、「湿度60%・最大風量」に設定して加湿運転を行った。すると15分ほどで湿度40%まで上がり、30分後に50%、1時間後には58%まで上昇した。
一方、南向きで13畳ほどのLDKで、日中の室温23.3度・湿度28%という状態で同条件の加湿運転も行ってみた。