2015年1月8日 12:07
"ハイレゾ"って結局どんなもの? - オンキヨー担当者に意味から聴き方まで聞いてみた
音響機器の製品特長に「ハイレゾ」の文字が躍ることが少なくない昨今、作曲を手がけるクリエイターのみならず、一般ユーザーの間にも「ハイレゾ=高音質」という認識は徐々に広がりつつある。音楽制作以外の分野で活躍するクリエイターにとっても、音楽は創作の友といえるものであり、「好きな曲をよい音質で聴けること」に対して興味を持つ人も多いことだろう。
しかし、ハイレゾ対応の再生機器はまだ一般化しているとは言いがたく、「どの程度音質が良くなるのか?」という疑問を抱いた状態ではなかなか手が伸ばしづらいのが現状だ。今回は、そんな「ハイレゾ」音源を早期より自社サイト「e-onkyo music」で配信しているオンキヨーエンターテイメントテクノロジーの高橋弘美さんに、ちまたを賑わすキーワード「ハイレゾ」についてあらためて解説していただいた。
――最初に、「ハイレゾ」の概要をお話いただけますか?
ハイレゾとは、CDを圧倒的に上回る情報量を持ち、CDと比較して格段に細やかで臨場感あふれる音の表現ができる音楽データの事を言います(PCM24bit、あるいはDSD1bitなど)。
具体的には、CDはビット数にして16bit、ハイレゾは24bitですから、「分解能」