2015年1月9日 04:52
IPAの今月の呼びかけ(1月) - 2014年を振り返り、そして、2015年は
それが、攻撃者に狙われている。また、単純であるが、紛失といったことへの対策も求められる。
○クラウドサービスの危険性
クラウドサービスも注意すべきことか多い。2014年9月にはSNSで、有名人のプライベート写真が外部に公開されて、注目を集めた。クラウドサービスでは、どこでもデータを共有できるという利便性がある。その一方で、そのデータが第三者に閲覧、詐取される可能性もあることを認識する必要がある。特に注意すべきは、そのデータの公開範囲、友人などの設定を正しく行うことである。
○インターネットバンキングの被害が急増
まずは、図4を見ていただきたい。
2014年になり、その被害が急増している。さらに注目すべきは、個人だけでなく法人取引でも、その被害が急増している点である。これは、法人取引で使われる電子証明書の詐取するウイルスの出現などが影響している。個人に比べ、法人取引は金額も大きい。これが、被害額を増大させている。
個人を対象とした手口では、自動的に不正送金を行うウイルスなどもある。従来はワンタイムパスワードなどで防げていた対策が効力を発揮できないといった事態になっている。現在は、さまざまな対策により被害は減少傾向にあるとのことだ。