くらし情報『コンピュータアーキテクチャの話 (320) なぜGPUにはDDR DRAMではなくGDDR DRAMが用いられるのか?』

コンピュータアーキテクチャの話 (320) なぜGPUにはDDR DRAMではなくGDDR DRAMが用いられるのか?

ハイエンドのGPUで、12個のGDDR5 DRAMを使うと、4バイト(32bit)×12チップ×7Gbit/s=336GB/sのバンド幅が得られるが、各チップの容量が4Gbitの場合は4Gbit×12/8=6GBのメモリ容量に限定されてしまい、それ以上のメモリをGPUに接続することはできない。

一方、CPUの場合は、各メモリチャネルに3枚程度のDIMMを接続することができる。そしてDIMMには8個の4Gbit DRAMが搭載されているとすると、DIMMの容量は4GBである。これが4チャネルあるので、4GB×3DIMM×4チャネル=48GBのメモリを接続できる。もっとメモリが必要な場合は、DIMMの裏面も使って16個のメモリチップを搭載した製品や8Gbit、16Gbitというチップを使って32GBの容量を持つDIMMもあり、このようなDIMMを使えば、32GB×3DIMM×4チャネル=384GBという大きなメモリのシステムを作ることもできる。

データベースの処理やビッグデータの処理では、大量のデータをメモリ上に展開して、速度の遅いハードディスクへのアクセスを減らして処理性能を上げるのが一般的となっている。

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