2015年1月23日 07:30
新たな時代への"BEYOND" - 楽天・三木谷氏が語る未来の「楽天」
にだけ繋がる存在であった。それが「動くものが全てインターネットに繋がる時代」(三木谷氏)になるとしてその未来へ一歩ずつ近付いている状況を説いた。
三木谷氏は、Googleに昨年買収されたNESTのスマートサーモスタットを米国の自宅で実際に利用していると話し、「極めて便利。何時に起きるから何度の設定にしようということを勝手にやってくれるし、家に帰ってくるときも勝手に暖かくしてくれる」とその利便性を強調。自動車などもインターネットに繋がることで、かつてのSFで表現されていた世界がすでに現実のものとなりつつあるとした。
○IoTと楽天の接点は
では、こうした話が楽天にどう繋がるのか。
「"楽天ちゃん"に『お腹がすいたから、何か届けて』と話しかければ、食事が届くということが5年で実現できるのではないか。生活様式がすべて変わっていく」(三木谷氏)
つまり、楽天市場の強力な商品ラインナップ、多様な店舗が、"IoT"を通してすぐに楽天ユーザーと繋がる世界になる、それも5年のうちにということだ。
これは、末端にあるデバイスの進化とWi-Fiや携帯網などネットワークの進化、そしてそれらを通してやりとりされるデータの蓄積と分析、「ビッグデータ」