2015年1月29日 08:00
再考リモートアクセス (1) モバイルワーク環境を最小コストで整備する
構築だけでなく、運用のための手間とコストを考慮する必要もあります。できるだけ簡単に構築し、管理しやすい環境を提供する。そのために、われわれは、DesktopDirectとMotionProというソリューションで、リモートデスクトップ環境を簡単に活用できるようにしました」(岡本氏)
リモートデスクトップ環境というのは、Windows環境に標準で備わる、RDPプロトコルと「リモートデスクトップ接続」アプリケーションを使ったリモートアクセスのことだ。RDPはターミナルサーバ時代から存在する接続方法のため、Windows Serverだけでなく、8.0/8.1 ProなどWindowsクライアントの上位エディションで利用でき、低速回線でもストレスなく通信を行うことができるのが大きな特徴だ。
近年では、Windows向けやOS X向けのクライアントにくわえて、AndroidやiOSといったスマートフォンやタブレットでの利用に最適化したクライアントアプリがマイクロソフトから提供されるようになった。アプリストアから専用アプリをダウンロードして、自宅のLAN環境などで、タブレットを使ってWindows PCを操作するといった使い方をしている人も多いのではないだろうか。