東京都・国立科学博物館で約1億年前の化石を展示する"大アマゾン展"開催
アマゾンの爬(は)虫類と両生類についても紹介する。現在、450種類以上の爬虫類と、1,000種以上のカエル類(両生類)が知られているが、アマゾン流域に生息する爬虫両生類全体のごく一部に過ぎないとされており、毎年新種が多く発見されているという。
アマゾンでは、日本やアジアのものとは桁違いの巨大な昆虫や、変わった形・生態を持つ昆虫が生息している。その中のひとつがカミキリムシで、「タイタンオオウスバカミキリ」は体長15cmを超えるものもいるとのこと。そのほか、美しいモルフォチョウの仲間や、巨大カブトムシの仲間なども展示する。
川に生息する生き物たちについても紹介。長いクチバシを持ち、白または薄い灰色で模様のないイルカ「アマゾンカワイルカ」の全身骨格を展示するほか、世界最大級の淡水魚・ピラルクーや、レッドテール・キャットフィッシュといった魚類についても学べる内容となっている。
酸性のアマゾン川の中で生きる水草や、アマゾンの自然を支える菌類について学べるコーナーも設ける。
アマゾン特有のきのこ類、ガイアナの熱帯雨林に分布するきのこなどを、標本や写真で紹介する。
展示だけではなく、355インチの大型ビジョンを使用し、まるで本当のジャングルに入ったかのような体感ができる最新の4Kシアターといったコンテンツも用意する。