2015年2月5日 14:00
今どきEコマースの「最新」基礎知識 - モール出店で売上UPへ! (1) まずは、日本独自「モール出店」の現状を知りましょう
楽天市場は自ら販売することができないため、Amazonより最安値を付けるためには出店する店舗に頼むしかありません。こうしてAmazonは、入口商品を作ることでユーザーの流入を誘い込み、モール全体を活性化させています。
そして、2つ目の強みはスピードです。アメリカでは1時間後に届くサービスも開始し、どこよりも負けないスピードを実現しています。
さて、これまでのAmazonは、品番型商品の取扱量を増やそうと、主に大手店舗の出店に力を入れてきました。しかし、ここにきて、楽天市場が強みとするノンブランド商品の取扱量を増やすべく、中小店舗にも積極的に門戸を広げ始めました。
例えば、1クリック2円~の「スポンサープロダクト」の開始があります。従来のAmazonでの広告が100万円~だったことを考えると、中小店舗はかなり広告が出しやすくなったと思います。
また、「Aプラス」というサービスを開始し、詳しい商品紹介が可能になりました。これも中小店舗がノンブランド商品を売るための布石といえます。
このようにAmazonは、日本EC市場のトップシェアを獲得するために本気を出しています。楽天市場との差はまだありますが、両方のモールに出店し、今後、EC市場がどう変化しても、動じない体制を整えておく姿勢が大切です。