2015年2月9日 14:54
モバイル・クラウド時代はID管理を自動化 - RSAがIDライフサイクル管理製品
これでは「Excel管理では難しい時代となっている」と八束氏が語るように、これまではExcelで管理できていても、クラウドサービスとの連携などを見通すと、今後は更にID管理が複雑化することは避けられない。
こうしたID管理における課題解決としてのRSA IAMだが、アクセスプラットフォームのRSA Authentication ManagerやSSOソリューションのRSA Access Managerなどと組み合わせてID基盤を強固なものとする。
IAMはアクセス権の可視化とID管理の効率化、容易な導入という3点がポイントで、ID管理を効率化できるだけでなく、アクセス権のアカウントレビューなどの時間も短縮できるため、従業員の負担も大きく軽減できるようになる。
とある企業の例では、アカウント権限のレポート生成から、事業部のマネージャーなどのレビュー、改善措置まで36週かかっていたものが、アカウントアクセス権情報の自動収集(レポート化)からレビューのWeb UI化、DBへの反映までを9週に抑え、わずか1/4まで全行程を圧縮できたという。
同製品のターゲット企業は官公庁や金融業、製造業、通信業などとなっており、価格は1万2000ユーザーのケースで3800万円~(保守サービス料と消費税は別)。