くらし情報『NTTコムウェア、わいせつな画像を映倫規定に応じて識別できるシステム』

2015年2月10日 15:48

NTTコムウェア、わいせつな画像を映倫規定に応じて識別できるシステム

NTTコムウェア、わいせつな画像を映倫規定に応じて識別できるシステム
NTTコムウェアは2月9日、SNSなどに投稿される画像コンテンツからアダルトなどの不適切なコンテンツを高精度に識別するシステムの開発に成功したと発表した。

同システムは、人間の感性に近い基準で柔軟に画像を判別する新方式を開発することにより、より実用的なフィルタリングを行うことを実現している。

具体的には、対象の画像をスコアという数値で評価することにより、「適切」「不適切」の単純な判定ではなく、日本における成人向けコンテンツであれば、映画倫理委員会が実施・管理する映倫規定で用いられる制限区分「G」「PG12」「R15+」「R18+」などの段階に応じた分類が可能。

分類のための基準値はサービス運営者が自由に設定できるため、排除したい"不適切"のレベルを柔軟に変更することができる。

一般的に、機械学習においてある程度の認識精度が出るまでには大量の学習用データとシステムのパラメータチューニングが必要になるが、同システムは、独自の学習方法により、少ない学習データでも短期間で精度の高いエンジンに仕立てることができる。そのため、早期に導入することが可能。

同社はデータセクションと共同で同日より、商用化に向けたトライアルを開始した。トライアルを通じて検証を行い、2015年度上期に本格版サービスの提供開始を目指す。

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