2015年2月14日 22:04
ティアック、KOSSのD型のポータブルヘッドホンなど - ポタ研で国内初披露
ティアックは2月12日、KOSSのヘッドホン「SP330」「SP540」「Pro4S」を国内発表した。そして2月14日、東京・中野サンプラザの「ポータブルオーディオ研究会2015冬(ポタ研)」において、その製品発表会を開催した。
○密閉性を高めるD型ハウジングの「SPシリーズ」
最初に紹介されたのは、SP330とSP540(SPシリーズ)。この2製品について、KOSS社は「1958年にKOSSの設立者であるジョン・コス氏が最初のヘッドホン"SP3"を開発したときのように、革新的な気持ちを持って開発した」としており、まったくゼロの状態から新しいヘッドホンとして作り上げた製品となっている。
SPシリーズの大きな特徴がD型のハウジングだ。KOSSの国内代理店を務めるティアックの松野氏によると、密閉型のヘッドホンの再生能力は、密閉された空間のなかで、どのように空気が振動するかで決まってくる。多くのヘッドホンが採用している円型のハウジングでは、耳の形に完全にはフィットしないため、隙間からどうしても音が逃げる。D型のハウジングは耳の形に合わせることで密閉度を高められるという。
また、イヤーパッドには低反発素材「メモリーフォーム」