2015年2月16日 12:17
iMessageとFaceTimeの2つのアプリが2段階認証対応へ
米Appleが同社の「FaceTime」と「iMessage」の2つのサービスにおいて、Apple IDによる2段階認証でのログインに対応したと複数のメディアが12日(米国時間)に報じた。2段階認証はAppleが2013年3月に対応を始めたログイン方式で、通常のID/パスワード以外に4桁の認証コードを用いることでセキュリティ上の安全性を高める。ただし2段階認証に未対応のサービスやアプリではこの方式が利用できず、別途個別アプリ専用のパスワードを発行する必要があった。今後、FaceTimeとiMessageについてはこの手順が必要なくなる。
同件は最初に英Guardianが報じている。一般に、多くのオンラインサービスはID/パスワードによる認証方式を使用しており、本人以外の第3者であってもIDとパスワードさえわかれば誰でもサービスにアクセスできてしまうという問題を抱えていた。
仮にパスワードがわからなくても、IDさえ判明してしまえば力業でパスワードを解析することも可能であるため、「IDを知られないこと」「パスワードの定期変更や想像しづらい組み合わせへの変更」が重要となっていた。こうした背景もあり、特にハッキングが顕著となっていたGoogleでは2011年に2段階認証(Two-Step Verification)