「日本製品の質の高さと信頼性は絶対」 - 日本企業との取引も多い、トルコの設計士の働き方
■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?
先が見えず試行錯誤の繰り返しである設計の最初の段階が一番大変な時です。良い結果を出せば認めてくれる点が気に入っていたのですが、最近のトルコの経済状況を反映してか、クライアントは質よりも価格の安さで契約を決める傾向が強くなってきており、それに呼応して会社の経営陣が、質の高さよりも価格にこだわるところが見えてきて、時々虚しい気持ちになります。しかし、会社も存続していくためには、ある程度の妥協は必要なのかもしれません。
■休みのとりかたは?
まとまった休みは、夏に取ることが多くて、家族と一緒に海のリゾート地に行ったり、別荘ですごしたりします。友人達とは、トルコ語で「ターティルキョイ(休暇村の意味)」と呼ばれる周りが自然に囲まれたホテルやレストランなどの複合施設に遊びに行きます。毎年、断食月(ラマダン)明けの砂糖祭と犠牲祭の2つのイスラム教の宗教祭日があり、最低4連休にはなるので、有給休暇を同じ時期にとって、1週間以上の旅行に行くこともあります。
■日本人のイメージは? あるいは、理解し難いところなどありますか?
僕にとって「メイド・イン・ジャパン」