くらし情報『新たな車載半導体トップシェア企業の誕生へ - NXPとFreescaleの合併は半導体業界に何をもたらすのか?』

新たな車載半導体トップシェア企業の誕生へ - NXPとFreescaleの合併は半導体業界に何をもたらすのか?

となり、一方FreescaleはHPMSのみでやはり40億ドルほどになる。合算すると、HPMSで80億ドル強+STDPで10億ドル強の売り上げが見込めるとしている。

これをもう少し細かく見ると、まずAutomotive(Photo06)ではNXPがNo.1のポジションにつくことになる。これはPowerTrainやInfortainment周りではもともとFreescaleのシェアが非常に高く、ここにKeyless EntryやSilicon Radio、Haul sensorなどのNXPのポートフォリオを組み合わせることで売り上げがさらに増える形だ。またADASだと、Freescaleはカメラやレーダーなどのラインアップが充実しており、一方NXPはConnected Car向けのソリューションを早くから手がけており、案外に重複分野が無いために、合併で素直にラインアップと売り上げが増えることになる。一方Automotiveを除いたMCUシェアについては(Photo07)、合併後のNXPのポジションはNo.2になるが、No.1も狙える程度のポジションに引き上げられると予想しているようだ。ちなみにそのAutomotive向けについて、本当にシェア拡大が出来るかという質問に対しての答えが興味深く「例えば日本はFreescaleは大きな成長率を記録しているが、絶対金額そのものはまだ低い。

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