多言語翻訳ソリューションで訪日外国人との「言葉の壁」を超える - パナソニックが『WONDER JAPAN TRIP』博多でデモ披露
と語り、開発中の多言語自動翻訳機と、光IDサイネージが外国人観光客だけでなく、福祉、医療などを含め、さらに先の日本全体にも大きく貢献できる可能性に触れた。
自動翻訳機については3つのソリューションを紹介。ひとつは首からぶら下げるペンダント型で、現在は日英中韓の4カ国語に対応。近いうちに10カ国語対応にしていくという。「駅のような雑踏の中でも対応できるようにしてある。現時点の(音声入力から翻訳出力までの)タイムラグは約2秒だが、これをさらに短くしていくのが課題」と井戸氏。このほか、ホテルや観光案内所などに設置して観光スポットや店舗情報などまで表示できる据置型と、駅員や観光ガイドなどが現場で使えるメガホン型の自動翻訳機も紹介した。
一方の光IDは、デジタルサイネージやLED照明などから発する信号をスマートフォンのカメラがキャッチし、アプリが読み取ることで、瞬間的に多言語で商品説明などを表示する技術。
同技術に関して、パナソニックでは50以上の特許を申請しているという。画像認識とは異なり光を読み取るので、多少の障害が間にあっても問題なく機能する。井戸氏は「光ID技術も、今後30カ国語、50カ国語でも対応できる。