「17万円もかかるの? 」と疑問符がつく方もいるかと思います。実は、シングルマザーに特有の、考え直してほしい支出があるのです。それは保険。自分にもしもの時があったら子どもが困ると考えて高額の保険に加入してしまい、その保険料で四苦八苦というケースも。確かにもしもの時を考えて、「子どものために」という気持ちもわかります。しかし、今の生活を節約してまでも加入すべきものでしょうか。保険はあくまでも、確率が非常に低いもしもの時のものなのです。遺族年金もあり、また、いざというときは離婚したご主人もいます。
ここは割り切って安い保険料の共済保険に加入して、後は貯金に励むべきでしょう。もしもの時は保険金ではなく、貯金を残しておくべきなのです。
また、子ども1人だったら生活費はもっと安くて済むのでは、と思ったら大きな勘違いです。実は2人よりも大変。手当が少なくなるのに、生活費は子ども2人でも1人でもあまり変わらないからです。
○シングルマザーとしてフルタイムで働く
シングルマザーが働いて得られる平均年収は、約180万円。しかもパート勤務が多いのが現状です。子どもが小さい場合は、仕事をセーブしてなるべくそばにいてあげたい、という気持ちもあるかと思いますが、子どもが大きくなるのを待っているうちに自分は歳を取ります。