2015年3月9日 06:00
1分でできる世界遺産小話 (33) 聖なるインドで弾丸世界遺産ツアー(後編)
強制ではありませんが、カメラマンが5枚1,000円で撮影してくれるということで、はい、空気を読んで撮ってもらいました。「せっかく民族衣装を着てるんだし」と、自分なりに頑張ってポーズを作っては見たものの、受け取った写真はことごとく顔が能面のようでした……。写真一枚撮るのにもキャッキャキャッキャ盛り上がれる女子大生がうらやましい!
○皇帝が8年間幽閉された悲しみの城
今回のツアーの最後を締めくくる世界遺産は『アーグラ城』です(筆者はさすがに恥ずかしいので事前に服を着替えました)。ここはアクバルが築いた城で、『ファテープル・シークリー』に遷都する前に居城としていたところです。『タージ・マハル』から2kmほど離れているのですが、それぞれの位置からはお互いの姿を確認することができます。
『アーグラ城』には、『タージ・マハル』を建てたシャー・ジャハーンが晩年に息子に幽閉され、日々『タージ・マハル』を遠くに眺めながら思いにふけった、という有名な「囚われの塔」があります。それから城の中には、『タージ・マハル』から離れれば離れるほどなぜか大きく見える、という摩訶不思議な場所がありますので、現地を訪れる人は必ずガイドさんに教えてもらってくださいね!
その後はデリーへと戻り、あっという間に旅は終わりました。