日産のゴーン氏がMWCに初登場、「2016年に自動走行カーを投入する」
またEVについても、米国で最もよく売れているアトランタでは、税率が低く、どこでも駐車できるなどメリットが多いという。
シェアという点でみると日産とRenaultは世界第4位。だがGhosn氏は、自動車業界全体の成長は当面緩やかであり、売上面での成長よりも技術革新が重要になるとの見解を示す。
●今後は「協業」がカギに
○Appleの参入は業界を活性化させる
そして、自動走行を含めた自動運転カーの競合について聞かれるとGhosn氏は、余裕を見せた。EVでは「Tesla、BMWなどがEVに進出したことで、EVがより説得力を持つようになり、コンシューマーが真剣に検討するのを後押ししてくれた」と述べ、新しい市場を一緒に作っていくことがまずは必要との考えを示す。「EVの潜在性は、競争により失うものと比較するとはるかに大きい」とGhosn氏。自動運転カーも同じだ。Appleが2020年にEV進出という噂については、「業界にとって、とてもよいことだ。
注意を喚起してくれる」と述べた。なお、PCメーカーだったAppleが2007年に携帯電話業界に参入したことで携帯電話市場は様変わりしたが、Ghosn氏はそのような「外部」