日産のゴーン氏がMWCに初登場、「2016年に自動走行カーを投入する」
が自動車業界に入ってくることを「活気をあたえてくれるもの」とした。
業界が変革期にある中、日産のキーワードは「協業」といえそうだ。Ghosn氏は先に発表したアメリカ航空宇宙局(NASA)との提携について、「なぜ自動車メーカーとNASAがと(意外に)思うだろう」と述べながら、NASAではロボティクス、遠隔からの制御、人間とマシンとのインターフェースなどの分野で最先端の技術開発が進んでいるとして、自動運転カー実現にあたってこれらの技術が重要になるとした。NASAとしては、火星での探査車で自動運転技術が必要であり、双方のニーズがマッチしたようだ。
Ghosn氏がもう一つ明らかにしたのが、シリコンバレーのベンチャーとの協業だ。「スタートアップと積極的に協業を行っている。自動運転では未知な部分が多く、さまざまな技術が必要。自社ですべてはできない」とGhosn氏。
シリコンバレーにオフィスを構えて動向をウォッチしていると述べた。