マイクロソフト、月例セキュリティ更新(3月) - 「緊急」5件、「重要」9件の脆弱性
(悪用を確認済み)となっている。
○VBScript スクリプト エンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3040297)(MS15-019)
MS15-019は、VBScriptエンジンがInternet Explorerでレンダリングされるときに、リモートでコードが実行されるというもの。この脆弱性が悪用されると、攻撃者がユーザーと同じ権限を取得し、コンピュータが完全に制御される危険性がある。
対象となるのは、Windows Vista、Server 2003/2008。最大深刻度は「緊急」、悪用可能性指標は「1」となっている。
○Microsoft Windows の脆弱性により、リモートでコードが実行される (3041836)(MS15-020)
MS15-020は、Windowsに2つの脆弱性が含まれる、というもの。Windows Text Servicesがメモリ内のオブジェクトを不適切に処理するためにリモートでコードが実行される脆弱性と、WindowsがDLLファイルの読み込みを不適切に処理することでリモートでコードが実行されるという2つの脆弱性となっている。