SecureWorksはセキュリティリスクではなくビジネスリスクに対応する
と警告。さらに、「2020年にオリンピックが開催されるため、今後はより狙われやすくなるだろう。また、日本ではフィッシュングにより、個人情報を盗まれるケースが横行しており、今後マイナンバーが始まるため注意が必要だ。とくに、システムアドミンの権限が盗まれてしまうと、何でもできてしまうため危険だ」と注意を促した。
フィッシュングでは、人のつながりを利用し架空の人物に成りすまし、メールを送りつけてくるケースがあり、米国での送金サービスであるACH (Electronic Fund Transfer) を利用するケースも増えているという。
そのほか、日本ではクレジットカードのスキミングやオンラインバンキングも要注意だという。オンラインバンキングでは、「Man in the Middle」と呼ばれ、 暗号通信を盗聴し、情報を自分のものとすりかえる攻撃が増えているいう。
そして同氏は、現在の攻撃者は4つに分類されると説明。
4つとは、Hacktivistと呼ばれる、政治的・社会的な主張をするためにハッキングを行う人々、Cyber Crimeという金銭目的にアタックを行う人々、スパイ活動が目的な人、国家としてやっている場合の4つだという。