SecureWorksはセキュリティリスクではなくビジネスリスクに対応する
パッチに関しては、その企業のポリシーに適合した特別のパッチを開発することもあるという。
最後に、同氏に今後SOCをどのように強化していくのか聞いたところ、「新たなアナリストを見つけてトレーニングをしていく。そして、MPLE MultipleProcess Logic Engineを強化し、さらに高速に処理できるようにしていく。また、セキュリティリスクを企業の人に説明、啓蒙し、より強固な体制をつくっていきたいとも思っている。リスクは企業ごとに異なり、守るべき情報も違う。我々は、セキュリティリスクではなく、ビジネスリスクに対応しようとしている」と語った。
●日本において注意すべき攻撃は?
また、今回はCTUの責任者であるバリー・ヘンスリー(Barry Hensley)氏に、最近の攻撃の動向についても話を聞くことができた。
脅威対策事業部(CTU)調査チームは、次々に出現する脅威の特定と分析、並びに顧客保護対策の開発を行うセキュリティ研究の専門家グループだ。
CTU(Counter Threat Unit)調査チームは、SOCで新たな脅威やゼロデイ脆弱性を分析。顧客が被害を受ける前に、早期警告や実用的な対策情報を提供する。