約3%の確率で自動販売機からピンク色の「お~いお茶」が!? – 伊藤園の担当者にその経緯を聞いてみた
はい。桜デザインのボトルと同じ期間限定のものとなります。具体的には4月以降には、順次通常パッケージに切り替わる予定です。したがって、このピンクボトルと出会えるのも、残りわずかになりますね。
――あと2週間弱ということですね。パッケージだけでなく今回は、味も大きく変えたとのことでしたが、具体的にはどのような変化を加えたのでしょうか。
おいしくなった理由は、大きくふたつございます。ひとつ目は、香りをさらに高めたことです。
「お~いお茶」のために開発した、鮮度高く香りがぎゅっと詰まった専用茶葉を増量することで、香りを高めることができました。伊藤園では、お茶の香りを高めるために、専用の茶畑を、何もないところから耕し、ていねいにていねいに、土づくりから始めております。地道な努力によって、その取り組みが拡大し、「お~いお茶専用茶葉」の増産が可能となっているんです。
ふたつ目は、さらにまろやかで味わい深くなったことです。お茶のおいしさは、"火入れ"で決まると言っても過言ではありません。伊藤園では、熟練した茶師が、途方もない量の茶葉の形や状態を見極め、独自の火入れ製法で、それぞれの「香り」「旨み」