くらし情報『『思い出のマーニー』米林宏昌監督が語る、『アリエッティ』からの変化とジブリらしさ』

2015年3月19日 20:00

『思い出のマーニー』米林宏昌監督が語る、『アリエッティ』からの変化とジブリらしさ

例えばラストの展開を知ってから見返すと、それぞれのシーンにどんな意味があったのかがわかるはずです。本だとすぐにページを戻して振り返られるのですが、映画では一方向なので難しいですよね。

なので、DVDとBlu-rayではご家庭で何度も見てもらえるとうれしいですね。すべてのシーンに意味を込めています。杏奈の服装や髪型、水に入るときのリアクション、どこで靴下を脱ぐのかまで、あらゆるところにです。ぜひそんなことを考えながら見てほしいですね。

●ジブリ作品ではピーカンが多いのですが、『思い出のマーニー』は曇り空

――監督が各シーンに込めた意図や思いを感じ取ってほしいと。

考えてみる前に「意味不明」と言われてしまったりするのは残念ですね。
作っている方は色々な意味を考えて描いているので、そういったものを感じてもらえるとうれしいです。まあ、一度でわかるように作っておけと言われてしまうとそれまでですけど(笑)。

――宮崎さんが引退を表明し、米林監督を後継者として期待する声も多いです。そうしたファンの期待についてどう感じていますか?

ジブリを背負うという意識はせずに作りました。ジブリについては宮崎さんと鈴木さんの考え方次第ですから。

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