クリエイターが語る「Photoshopと私」 (4) チームラボ ビジュアルディレクター/CGアニメーター・寺尾実さん & Web/UI/UXデザイナー・田村渡さん
いつも欠かせないメインツールです。
田村さん:
初めて触れたのはPhotoshop 5.5からです。当時はPCの真っ黒い画面にひたすらコードを打って、偽インベーダーとかを作っていたので、GUIベースでイラストが描けることがすごく衝撃でした。
――普段の業務・活動におけるPhotoshopの使い方を教えてください。
寺尾さん:
主にアート作品、アニメーション映像の制作をしています。昨年製作したNHK大河ドラマ「花燃ゆ」のオープニング映像でも、Photoshopを多用しています。映像制作の準備段階「プリプロダクション」では絵コンテの作成からイメージボード、3DCGオブジェクトのテクスチャ制作まで、一連の作業に欠かせない存在です。また、近年チームラボではインタラクティブな作品を多く手がけていますが、プロジェクト自体の制作工程は毎回変わってくることが多いため、最終アウトプットをコントロールできる手段である「イメージの共有」にも大変役立っています。
田村さん:
Webやアプリ、サイネージなどのUI/UXの設計では、Photoshopをベースにして、全ての画面UIデザインを行います。属性パネルやファイルの外部リンク機能、スマートオブジェクトやスタイルの充実によって、圧倒的にページ制作の効率化やスピードアップしたと思います。