クリエイターが語る「Photoshopと私」 (4) チームラボ ビジュアルディレクター/CGアニメーター・寺尾実さん & Web/UI/UXデザイナー・田村渡さん
ピクセルベースでのデザインのしやすさが向上していたり、大規模コンテンツのUXなどを設計しやすいようになってきていて、現場としては、とても嬉しいです。Photoshopはレイヤースタイルや調整レイヤー、マスクなど色彩設計を柔軟にする機能を多数搭載しているので、ビジュアル、イラストレーションを素早く作るためのツールとしても重宝しています。
――最もよく使う/気に入っているPhotoshopの機能は?
寺尾さん:
最もよく使うのはundoです!とにかく作業中は何度もやり直すので、「戻れること」が最大の発明だと感じます。ひとつ要望があるとすれば、今の感覚的なツールのまま、時間軸を細かく扱えるようになったら、アニメーションツールとしても使えそうです。3DCGでアニメーションを作る際には最低でも3つ~4つのソフトを行き来して作業しているので、複雑なレイヤー構成をPhotoshopで組みつつ、タイムラインとして扱えたらと思います。
田村さん:
画像アセットツールやスマートオブジェクトなどの機能だと思います。最近はマルチデバイスで制作する業務が拡大しているので、大量の画像を管理したり、以前では考えられないような高解像度のデータでの制作・書き出しを行わないといけなくなりました。