くらし情報『室井佑月、TVニュースにジレンマ「戦争・事件がきちんと伝わっていない」』

室井佑月、TVニュースにジレンマ「戦争・事件がきちんと伝わっていない」

だから映画でそれに実像を与えたかった」と作品の意図を説明。その上で「無関心でいることはいくらでもできる。しかし、戦争を引き起こす引き金は無関心でもあると思う。だからまずは関心をもつことが世の中と意識を変える第一歩なのではないか」と、呼びかけた。

主人公の9歳の少年・ハジを演じたのは、実際にチェチェンに暮らす素人の男の子。ミシェル監督は「彼自身も父親を亡くし、ハジと同じ悲しい経験し、同様に心に暗闇を抱えている。しかし一方で、ハジと同様に成長していっている」と、撮影の裏話を明かした。これに対して室井は、自身の息子に対して「きちんと想像力のある人間に育ってほしい」と思いを吐露し、「今は一人の世界を楽しむ人が増えてきていますが、みんなで意見を交換し、考えることが想像力を身につけられる方法なんだと思います」と、希望を語った。


同作は、2011年に現代の白黒無声映画『アーティスト』でアカデミー賞作品賞、監督賞など全5部門を受賞したミシェル監督が、ナチスによって母親と生き別れとなり、恐怖のあまり失語症になった少年を描いたフレッド・ジンネマン監督の『山河遥かなり』(1947年)から着想を得て製作。全編手持ちカメラで撮影し、徹底したリアリティを追求した映像が、戦争が遠い国だけで起こっている出来事とは思わせない緊迫感を与える。

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