俳優の柳葉敏郎が主演を務める『踊る大捜査線』シリーズの映画最新作のタイトルが『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)と『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)に決定し、二部作で公開されることが明らかになった。○■『踊る』シリーズ最新作のタイトルは『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』今回明らかになったのは、『踊る』シリーズ映画最新作のタイトルと公開日。4月26日から先んじて全国の映画館でタイトルと公開日が載ったチラシが設置されていた。また、同シリーズお馴染みのスコープマークに室井慎次(柳葉)のシルエットがデザインされた通常バージョンのチラシのほか、デザインの異なるレアバージョンのチラシも少量設置されている。あわせて公開された最新映像は、青島(織田裕二)との約束を守るべく自らの犠牲も顧みず邁進してきた室井慎次が真剣な表情で雪景色の中に佇む姿からスタート。映像にはスーツを脱ぎ、秋田犬と暮らす室井の姿も収められており、現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生だった室井に一体何があったのか、ラストには室井から想像もできなかった衝撃の一言も。また、同作の音楽を映画『THE FIRST SLAM DUNK』の音楽も手掛けた武部聡志氏が担当。亀山千広プロデューサーとは、ドラマ『ビーチボーイズ』以降何度もタッグを組んでいるが、今回『踊る』プロジェクトに初参戦となる。【編集部MEMO】『踊る大捜査線』は、1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こしたドラマ・映画シリーズ。翌1998年に『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開されると、興行収入100億円超えの大ヒットを記録。2003年公開の映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、興行収入173.5億円を記録し、20年以上経った今もなお、邦画実写記録の圧倒的頂点に君臨している。そして、これまでに公開した映画シリーズ6本の累計興行収入は、487億円、累計動員数も3598万人を超えている。(C)フジテレビジョン
2024年05月01日「踊るプロジェクト」の新作が二部作で公開されることが決定。『室井慎次 敗れざる者』が10月11日(金)、『室井慎次 生き続ける者』が11月15日(金) に公開となる。1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。これまでに公開された映画シリーズ6本の累計興行収入は487億円、累計動員数は3,598万人を記録している。室井慎次(柳葉敏郎)が主人公となる新作映画は、1997年3月18日放送のドラマ最終話「青島刑事よ永遠に」で青島俊作(織田裕二)が室井と交わした「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある」という約束から27年の時を経て発表された。今回公開となった最新予告映像では、青島との約束を守るべく自らの犠牲も顧みず邁進してきた室井が真剣な表情で雪景色の中に佇む姿や、スーツを脱ぎ、秋田犬と暮らす室井の姿も。そして、ラストには室井から想像もできなかった衝撃の一言が放たれる。また、本作の音楽を映画『THE FIRST SLAM DUNK』などで知られる武部聡志が務めることが発表された。なおプロデュースは亀山千広、脚本は君塚良一、監督は本広克行がそれぞれ担当する。“踊るプロジェクト”映画最新作 ティザー映像<作品情報>『室井慎次 敗れざる者』10月11日(金) 公開『室井慎次 生き続ける者』11月15日(金) 公開公式サイト:フジテレビジョン
2024年05月01日“踊るプロジェクト”最新情報として、『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』の二部作公開が決定した。1997年のドラマ最終話放送、「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある」という“青島と室井の約束”から27年の時を経て先日、「踊るプロジェクト」再始動が発表されていた。最新映像では、青島との約束を守るべく、自らの犠牲も顧みず邁進してきた室井慎次が、真剣な表情で雪景色の中に佇む姿から始まる。スーツを脱ぎ、秋田犬と暮らす室井の姿も登場しており、現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生だった室井に一体何があったのか気になるばかり。そして、ラストには衝撃の一言も放っている。なお、プロデュース・亀山千広×脚本・君塚良一×監督・本広克行という、「踊る」シリーズスタッフ再集結が明らかになっていたが、加えて音楽は、『THE FIRST SLAM DUNK』も担当した武部聡志が、「踊る」プロジェクト初参加する。4月26日からは、一部劇場を除く全国の映画館で映画タイトルと公開日が載ったチラシが提出開始となった本作。お馴染みのスコープマークに室井慎次のシルエットがデザインされた通常バージョンのチラシと、少しデザインの異なる別バージョンのチラシ(レアバージョン)も少量設置されるというサプライズが施されているのも注目だ。『室井慎次 敗れざる者』は10月11日(金)より公開。『室井慎次 生き続ける者』は11月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:室井慎次 敗れざる者 2024年10月11日より公開© フジテレビジョン室井慎次 生き続ける者 2024年11月15日より公開© フジテレビジョン
2024年04月30日“踊るプロジェクト”が再始動し、室井慎次を主人公とした最新作を2部作で公開。映画『室井慎次 敗れざる者』が2024年10月11日(金)、続いて映画『室井慎次 生き続ける者』が11月15日(金)に全国上映される。『踊る大捜査線』の映画シリーズ再始動「踊る」シリーズは、1997年に連続ドラマでスタートし、それまでの刑事ドラマとは一線を画す人間模様を描いた内容で、社会現象を巻き起こした。1998年には、『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開されて大ヒットを記録。2003年には、映画第2弾となる 『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が公開され、興行収入173.5億円を叩き出し、20年以上たった今でも邦画実写記録の頂点に君臨している。物語の主人公は、織田裕二が演じる所轄の刑事青島俊作。脱サラをして湾岸署刑事課に配属された異色の警察官である青島は、刑事の理想と現実とのギャップに困惑しつつも、真摯に事件に向かっていく。また、柳葉敏郎が演じる本庁キャリア組の室井慎次を始め、数多くの魅力的なキャラクターが登場するのも「踊る」シリーズの魅力だ。これまで“踊るプロジェクト”映画シリーズで6本の作品を通じ、時に熱く、時にユーモアを交えながらリアルな描写で人間ドラマを描いてきた。特に、青島と室井の“熱き友情”は見所のひとつで、1997年のドラマ最終話放送で交わした「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある。」という2人の約束は、胸に残る台詞のひとつだ。主人公は柳葉敏郎演じる室井慎次数々の名言、名シーンを生み出してきた“踊るプロジェクト”が、2024年秋、『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』というタイトルを掲げ、2部作で再びスクリーンに。劇中には、青島との約束を守るべく自らの犠牲も顧みず邁進してきた室井慎次が、真剣な表情で雪景色の中に佇む姿が映し出されている。現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生だった室井に一体何があったのか。室井が追い続けた理想とは。信じた正義とは。ラストには室井が衝撃の一言を口にする。亀山千広×君塚良一×本広克行の制作陣再集結制作陣には、これまでの“踊るプロジェクト”を支えてきたメンバーが揃った。プロデューサーは亀山千広、脚本は君塚良一、監督は本広克行が務める。また、音楽は、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の音楽を担当したことも記憶に新しい武部聡志が担当する。【作品詳細】映画『室井慎次 敗れざる者』公開日:2024年10月11日(金)映画『室井慎次 生き続ける者』公開日:11月15日(金)出演: 柳葉敏郎プロデュース: 亀山千広脚本: 君塚良一監督: 本広克行音楽:武部聡志
2024年03月22日「踊る」プロジェクトの再始動が決定し、柳葉敏郎演じる室井慎次を主人公とした映画最新作が、今秋公開すると発表された。1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。 『踊る大捜査線 THE MOVIE』は興行収入100億円超えの大ヒットを記録、これまでに公開した映画シリーズ6本の累計興行収入は487億円、累計動員数3598万人を超え、「踊る」プロジェクトは伝説となった。脱サラをして湾岸署刑事課に配属された異色の警察官、織田裕二演じる主人公・青島俊作、柳葉敏郎演じる本庁のキャリア組の室井慎次を始めとして数多くの魅力的なキャラクターが登場し、刑事の理想と現実とのギャップに困惑しつつも、真摯に事件に向かっていく同シリーズ。大きな魅力のひとつといえば、青島と室井との熱き友情。ドラマ最終話「青島刑事よ永遠に」のラストシーンでは、青島が室井に 「俺、頑張れます。俺と同じ気持ちの人が上にいてくれるんですから。現場の刑事はあなたに期待しています。お願いします」と語りかけた。室井が青島と出会い、本庁と所轄の縦割り構造を廃止すべきだと実感、行動に移す。そして、2人は「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある」と約束を交わす。あの約束から27年の時を経て3月18日、ドラマ放送時間であった21時に公式サイトが開設され、ビジュアルとスーパーティザー映像が公開。もちろん製作チームは、亀山千広(プロデュース)、君塚良一(脚本)、本広克行(監督)が再集結。今後、タイトルや公開日発表など、続々と情報が公開されていくという。踊るプロジェクト映画最新作は秋、公開予定。(シネマカフェ編集部)
2024年03月19日田中泯と新田真剣佑が出演、ディズニープラス「スター」のオリジナルドラマシリーズとして製作が発表されていた「House of the Owl」(原題)が、この度、邦題「フクロウと呼ばれた男」として4月24日(水)より独占配信決定。国家の裏側・タブーに切り込んだ社会派政治ドラマという新ジャンルに挑戦する。あらゆるスキャンダルや、センセーショナルな事件を、ときにもみ消し、ときに明るみにさらして解決してきた国家の黒幕、その名も“フクロウ”こと大神龍太郎。ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍を繰り返す父親に反して、対極な生き方で「正義」を掲げる、大神龍。そんな大神家と親交の深かった次期総理候補の息子が謎の死を遂げ、龍太郎は国家の裏側から、龍は真正面から、政界に潜む巨悪の正体へと近づいていく――。「道筋を正す」“父”田中泯と「世を正したい」“子”新田真剣佑主人公の大神龍太郎を演じるのは、世界的ダンサーにして名バイプレイヤーとしても知られる田中泯。龍太郎の息子・大神龍役は、数々のヒット作に出演し、現在は海外でも精力的に活動する新田真剣佑が演じる。田中泯「道筋を正す」ために暗躍する父と、真っ向から「世を正したい」と行動する息子、正反対の親子が同じ事件を転機にそれぞれ動き出す。今回解禁されたティザービジュアルには、まさに“フクロウ”のような鋭い眼光でこちらを見つめる龍太郎の姿が。「その眼は、この国の闇を見とおす。」というコピーが象徴するように、国家の黒幕として暗躍する田中さん演じる龍太郎に期待が高まるビジュアルとなっている。本作のエグゼクティブ・プロデューサーと脚本を務めるのは、ヒットドラマ「時をかける愛」などで知られ、日本とアジア諸国発信のコンテンツ制作と配給を手掛けるアイコニック・ピクチャーズのデビッド・シン。アジアで25年以上、大手映画、テレビ、メディア企業の上級管理職を歴任してきた彼が、日本人スタッフ&キャストだけでは描けなかった禁断のテーマに挑み、ディズニープラスだからこそできる日本と海外の良さを掛け合わせた作品を作り上げる。シンは「このユニークな作品に命を吹き込むために、日本と海外の才能が素晴らしいコラボレーションをしてくれました」と自信をのぞかせている。また、演出を担当するのは、『宇宙兄弟』『聖の青春』『パラレルワールド・ラブストーリー』の森義隆、『月』『舟を編む』『愛にイナズマ』の石井裕也、『Noise ノイズ』『ぜんぶ、ボクのせい』『Winny』の松本優作といった映画作家たち。様々な作品で魅力的な人間ドラマを描いてきた3名が、複雑に絡み合うストーリー展開やスリリングな描写を織り交ぜながら、ディズニープラスならではの壮大なスケールのオリジナルドラマシリーズを盛り上げる。メイン演出を担当した森監督は、「すべてのシーンに100パーセント肉体を投げ出す、泯さんにしか出来ない演技に日々心を震わされました」「真剣佑さんは、余計な加飾や計算を削いで、高い集中力と内に秘めた圧倒的な繊細さでシーンに入り込んでいく。すごい俳優です」と、メインキャストの田中さんと新田さんを大絶賛。特殊な関係性の親子役として徹底的に向き合い“真剣勝負”を果たした2人を、「本当の親子のようでした」とふり返っている。新田真剣佑豪華キャストが生み出す化学反応、そして海外と日本の実力派クリエイター陣が手を組んで展開される、世界水準のオリジナルドラマシリーズとして期待が高まる。コメント全文◆デビッド・シン(エグゼクティブ・プロデューサー&脚本)日本の政治的陰謀や疑惑をユニークなものにしているのは黒幕と呼ばれるような権力者の役割です。彼らはビジネス、政治、エンターテインメント等多くの分野で重要な役割を果たしてきました。この物語は完全に架空のものですが、登場人物は私が日本で働き、生活してる間に出会った多くの方々にインスパイアされてます。ビジネスマンとしてこの国で働いていた際に理解できなかったことや多くの取引の裏に隠された力を感じることがありました。外国人だけでなく、多くの日本人にとっても、謎に包まれてると感じているのではと思ったので権力と影響力をふるう謎めいた人物に興味を持ちました。私が挑戦したかったのはハリウッド式の物語作成法で、現代日本の作品を作ることでした。この作品は色々な意味でハイブリッドな作品といえます。演技、セット、撮影、ストーリーの広がりなど高いプロダクションバリューが必要でした。このユニークな作品に命を吹き込むために日本と海外の才能が素晴らしいコラボレーションをしてくれました。◆森義隆(メイン演出)泯さんと演出陣で握り合った龍太郎という人物の根幹は「政治と社会への強烈な憤り」です。それを一緒に形作っていくにあたって泯さんから出たワードがどれも刺激的でした。「知性の世界に住まう呪術師」「場面の王」「世界の生贄」。ご自分を「俳優としては駆け出し」と謙遜されながら、すべてのシーンに100パーセント肉体を投げ出す、泯さんにしか出来ない演技に日々心を震わされました。撮影中の真剣佑さんは「どのくらい深みに近づくか」という、まさにご本人の言葉通りの姿勢で作品に向き合っていました。余計な加飾や計算を削いで、高い集中力と内に秘めた圧倒的な繊細さでシーンに入り込んでいく。その揺らぎの連続で、父の血ゆえに龍という青年が抱える、マグマのような怒りと孤独の深みに一歩一歩近づいていく。それはものすごく大胆で果敢なアプローチです。すごい俳優です。本作での二人の共演シーンはまさに真剣勝負でした。その撮影を終えた後、それぞれに「まぎれもなく息子だった」「自分の父がそこにいた」と、少ない言葉で互いの興奮を伝え合う二人が、また本当の親子のようでした。「フクロウと呼ばれた男」は4月24日(水)より1話から5話まで、5月1日(水)より6話と7話、5月8日(水)に8話から最終10話までディズニープラス「スター」にて配信。(シネマカフェ編集部)
2024年02月27日TELASAオリジナルコンテンツ「ROAD TO ゼロ-道枝駿佑、新たなる挑戦-」の配信が決定した。「なにわ男子」の道枝駿佑が、テレビ朝日ゴールデン帯連続ドラマ初主演を務める新ドラマ「マルス-ゼロの革命-」。本作は、道枝さん演じる謎多きカリスマ転校生・美島零《ゼロ》に導かれ、【マルス】という動画集団を結成した落ちこぼれ高校生たちが、大人社会に反旗を翻していく姿を描く、爽快な新感覚青春ドラマだ。今回配信が決定したオリジナルコンテンツは、そんな記念すべきゴールデン帯初主演作で奮闘する道枝さんに密着。これまでの自分とは正反対のキャラクターを演じる苦悩と成長の日々を追った。撮影前の準備段階からクランクイン、日々進んでいく撮影の裏側にカメラが完全密着。「自分をぶっ壊してやる」と強い決意で新境地に臨む道枝さんを丁寧に追った珠玉のドキュメンタリーは、全3回にわたって配信となる。「ROAD TO ゼロ-道枝駿佑、新たなる挑戦-」#1は1月19日(金)21時~TELASAにて配信。「マルス-ゼロの革命-」は1月23日より毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送(※初回拡大スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2024年01月16日道枝駿佑(なにわ男子)主演ドラマ「マルス-ゼロの革命-」が、来年1月に放送決定。新春、テレビ朝日のドラマに新たなヒーローが誕生する。「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」の武藤将吾が完全オリジナルで描く本作は、「何かを変えたい」高校生たちが、カリスマ的なリーダーに導かれ、大人社会に反旗を翻していく、爽快な新感覚青春ドラマ。平川雄一朗監督と超強力タッグを組む。道枝さんが演じるのは、落ちこぼれ高校生たちを「俺と一緒にこの世界をぶっ壊そう」と扇動していく19歳の謎の転校生・美島零。人心掌握に長け、いつの間にか人の心の隙間に入り込み、言葉巧みに操っていくカリスマ性を持ち合わせている。学校ではいじめに遭い、唯一の心の拠り所だったSNSでも居場所を失ってしまった“僕”は、人生に絶望し、命を絶とうとしていたそのとき、謎の青年・美島零が現れる。そして“僕”に「オレがお前をこの腐った世界から救ってやる」と告げる。その日を境に“僕”の世界は一変。“僕”をはじめとする落ちこぼれ高校生7人が団結し、マルスと名乗って大人社会に反旗を翻していく。その中で起きる不可解な事件、そしてゼロが抱えるある秘密――次々と生まれていく謎と巧妙に張り巡らされていく伏線も、このドラマの重要な要素。物語が進むにつれ徐々に驚愕の真実が明かされていく。今作でゴールデン帯連続ドラマ初主演、人生初めて金髪に染め上げ、新境地となるダークヒーローを妖しく演じる道枝さんは、「初ブリーチで、初金髪、初ハイトーンの髪色です!撮影が始まる頃には完全にハイトーンの髪色になるので、皆さんからもどんな反響が来るのか楽しみですし、そのイメージを定着させて、かっこよく零(ゼロ)を演じられたらなと思っています」とコメント。役どころについては「零はミステリアスで謎に包まれた転校生なのですが、攻撃的なところもあり、心の奥底には内に秘めた熱さなどもある人物なのかなと思っています。僕は遠慮しがちな性格なので、その遠慮を捨ててしっかりと全力で、体当たりで零を演じられたら、と思います」と意気込む。そして「今回初めてゴールデン帯の連ドラで主演をやらせていただくことになりました。すごくプレッシャーもありますし、反面楽しみなこともありますが、いつかゴールデン帯のドラマで主演をやりたいという夢があったので、それが叶ったことがとてもうれしいです。『マルス』が、皆さんの日々をワクワクさせられるような作品に、そして『来週どうなるんだろう』『続きが気になる』ってソワソワした1週間を過ごしてもらえるような火曜日にできたらいいなと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」と視聴者へメッセージを寄せている。また合わせて公開されたビジュアルは、零がオオカミを背負っている。マルスとは、ローマ神話やギリシャ神話に登場する《軍神》のことで、オオカミはマルスの聖獣であることから、それをモチーフとしたビジュアルになったという。「マルス-ゼロの革命-」は2024年1月、毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月23日「東京コミコン2023」のアンバサダーを新田真剣佑が務めることが分かった。12月8日(金)~12月10日(日)までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて開催される「東京コミックコンベンション2023」(以下、「東京コミコン2023」)。マッツ・ミケルセンをはじめ、エヴァンジェリン・リリー、トム・フェルトン、クリストファー・ロイド、ポム・クレメンティエフなどすでに5名の来日ゲストの参加が決定している。この度、東京コミコン2023のアンバサダーに就任した新田真剣佑は、3日間ともに現地参加を予定しており、アンバサダーとしてセレブを迎え入れ、そしてステージでの登壇も予定している。新田さんは『ちはやふる』3部作で第40回日本アカデミー賞新人賞を受賞しているほか、多数の話題作に出演。世界的大ヒットとなっているNetflixシリーズ実写版「ONE PIECE」のゾロ役も大きな話題となっている。東京コミコンへはファン待望の初参加となる。「東京コミックコンベンション2023」は12月8日(金)~10日(日)幕張メッセにて開催。(シネマカフェ編集部)
2023年09月28日結城佑莉結城佑莉(ゆうき ゆうり)が、6月7日(水)にニューデジタルシングル「いつか花になる」をリリースする事が決定した。今作はDISH//、超特急などのプロデュースで知られる新井弘毅がサウンドプロデュースを手掛けており、全国FM、AMラジオ局・番組にてパワープレイが多数決定している事も発表になった。「いつか花になる」に関して、結城は以下のようにコメントしている。-----------------------------------どんなものでも名前をつければそれになる可能性があるので、間違いも正解も、そのどちらでもないものも花になればいいという気持ちを歌にしました。丁寧な言葉選びを心がけながら、いまできる遊びを詰め込んだ曲です。お楽しみいただければ幸いです。-----------------------------------獲得パワープレイ一覧Date FM(宮城)「6月度 Mega Play」ニッポン放送6月度「最優秀新人」NACK5「6月前期パワープレイ」茨城放送 LuckyFM POWER PLAY 6月FM FUJI(山梨)「6月度SOUND FOREST」SBSラジオ(静岡)6月度マンスリーパワープレイMID-FM(名古屋)6月度「761オシ!ミュージック」パワープレイFM三重6月度POWER PLAY岐阜放送(ぎふチャン)ココロのオト 昼レコ!「今週の歌」(6/26〜6/30)FM岐阜6月度「G-POWER PLAY」HitsFM(FM飛弾)6月度パワープレイ北日本放送(富山)でるラジ「今週のうた」(6/5〜6/9)FMとやま6月度MUSIC POWER PLAYMRO北陸放送(石川)6月度「音どけ」(6/12〜6/18)福井放送午後はとことん よろず屋ラジオ「今週の歌」(7/3〜7/7)FM大阪6月度「POWER PLAY」ラジオ関西「6月度 ラジオ関西オススメ曲」RKKラジオ(熊本)「6月の推しSONGS」エフエム大分6月度「POWER PLAY!」エフエム佐賀「Gat’s Morning」内“Weekly Cut’s”(6/19~23)「CHANGE」内“Fms Weekly Push”(6/19~23)MBC南日本放送(鹿児島)「6月度音楽委員会推薦曲」リリース情報2023年6月7日(水)配信リリース「いつか花になる」結城佑莉デジタルシングル「いつか花になる」2023年6月7日(水)配信リリース 【結城佑莉】プロフィール2000年生まれ、22歳。作詞・作曲・編曲・歌唱・演奏のすべてを手がけるシンガー・ソングクリエイター。そのサウンドは、敬愛するASIAN KUNG-FU GENERATION、RADWIMPS以降のロックからの影響、そして令和ポップ世代を体現する解像度の高い繊細なる歌詞世界、耳なじみの良い音像センス、たくみなボーカリゼーションによって聴くものを魅了する。セルフプロデュースにて紡がれる物語性ある文学的な世界観は、フィクションとノンフィクションの狭間をたゆたい作家性高い唯一無二の“結城佑莉ワールド”を創出する。ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)TOP | 結城佑莉(ゆうきゆうり) Official HP : Twitter投稿 : instagram投稿 : 結城佑莉(ゆうきゆうり) 「ごくらくとんぼ」MV 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月01日女優でエッセイストの室井滋が1日、都内で行われた「『現代用語の基礎知識』選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式に出席し、今年度の同賞への所感を述べた。同賞の選考委員を務めた室井は「皆さんおっしゃるように停滞と言いますか、やっとコロナ禍から脱せるのかなと思いながらも、3年目を迎えてしまいまして」「戦争、国葬があったり、明るい年とは言えなかった」と前置きしながら、「暗い言葉、明るい言葉……割とスムーズに選考が進みまして、ここ何年かのうちでは一番早く決まった。全員が同じような意見だったのかなという風に思いました」と明かした。また、「どうして『追いトップガン』を入れなかったのかなという風に自分でもすごく思っています。もし選んでいたら、トム様のコメントももらえたかもしれないのに」「この会がもう少し後だったら、長友選手の『ブラボーブラボーブラボー!』も入ったのになと思っています」と悔しそうな表情を浮かべながらも、「控え室に来てくださっている方は皆さんとても明るく、みんなで写真を撮ったり、すごい盛り上がりでした」と笑顔で語った。年間大賞は「村神様」。トップテンにはそのほか、「キーウ」、「きつねダンス」、「国葬儀」、「宗教2世」、「知らんけど」、「スマホショルダー」、「てまえどり」、「Yakult(ヤクルト)1000」、「悪い円安」が選ばれた。ノミネート30語は、以下の通り。「インティマシー・コーディネーター」、「インボイス制度」、「大谷ルール」、「オーディオブック」、「OBN(オールド・ボーイズ・ネットワーク)」、「オミクロン株」、「顔パンツ」、「ガチ中華」、「キーウ」、「きつねダンス」、「国葬儀」、「こども家庭庁」、「宗教2世」、「知らんけど」、「SPY×FAMILY」、「スマホショルダー」、「7青春って、すごく密なので」、「#ちむどんどん反省会」、「丁寧な説明」、「てまえどり」、「ヌン活」、「BIGBOSS」、「村神様」、「メタバース」、「ヤー! パワー!」、「Yakult(ヤクルト)1000」、「リスキリング」、「ルッキズム」、「令和の怪物」、「悪い円安」今年の選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子氏。○■室井滋 選評コロナ禍からの脱却という明るい兆しが見えかけていたので、今年はさぞ! と期待したが大ブームとなった面白い言葉は見当たらなかった。北京五輪があったものの、戦争や景気低迷で世の中は真っ暗である。野球関連の言葉以外では「Yakult(ヤクルト)1000」を強く推した。手に入らなくて私自身もパニックする日々であったゆえ。芸能では子供達に人気の「ヤー! パワー!」がノミネート語30入り。ならば何故おじ・おばが作った「追いトップガン」という社会現象が入らなかったのか……。トム様のコメントももらえたかもしれないのに。残念!
2022年12月01日2023年1・2月に上演される『喜劇 老後の資金がありません』の取材会が行われ、キャストの渡辺えりと室井滋が登壇した。垣谷美雨が2015年に刊行した小説『老後の資金がありません』を、マギーの脚色・演出で舞台化した本作は、2021年に渡辺と高畑淳子のW主演で上演された。再演となる今回は渡辺が主人公の主婦・後藤篤子役を続投し、篤子の友人である神田サツキ役として室井が新たにキャスティング。老後の資金問題が次々と降りかかる平凡な主婦たちの生活を軸に、笑いと涙と希望の物語が歌や踊りを交えながらハートフルに描かれる。「コロナ禍の上演だったにもかかわらずカーテンコールが5、6回続き、お客さまに勇気を与える作品として印象が残ったのか、すぐ再演の声がかかりました」と初演を振り返った渡辺。初参加の室井は、舞台への出演が8年ぶり。音楽劇ということもあって故郷・富山のオペラ歌手に歌を習っていることを明かすも「まだ(歌唱力は)さっぱり。がんばります!」と意気込んだ。互いの印象を尋ねられると、渡辺は室井について「感受性が鋭くセンスを感じるような、おもしろい変化球を投げる方。私はストレートに演技するタイプだから、漫才コンビのように楽しくやれるのでは」と期待を込める。室井は「えりさんは『私に任せて!』という一面もありますが、実際はかわいらしい方。演出家でもいらっしゃるから修行のつもりでご一緒できれば」と渡辺に信頼を寄せた。自身の演じる主人公・後藤篤子について、渡辺は「日本に生きる主婦の最大公約数みたいな人物。管理していたお金が冠婚葬祭で300万円まで減ってしまい、実は見栄っ張りでおっちょこちょいな性格だったことに気づきます」と紹介する。その篤子に節約術を授けるパン屋の神田サツキを、室井は「商売あがったりで貧しくても義母に大変なことがあっても、旦那さん命。ささやかな幸せを守るためなら、意外と悪に手を染めちゃう人物にも思えて」と分析。これを聞いた渡辺は「家族を愛するがゆえに悪になっちゃうのは新しい解釈だね。おもしろい!」と室井に向き直り、「初演をご覧になったお客さんも『肩を寄せ合って仲睦まじく暮らしているサツキ一家の方が幸せそう』『篤子の家はちゃんとしているけど冷え切っている』とおっしゃるの。各家庭の対比が出たらおもしろそうだね!」と目を輝かせながらアイディアを口にした。キャストは他に羽場裕一、長谷川稀世、原嘉孝、多岐川華子、一色采子、明星真由美、松本幸大(ジャニーズJr.)、宇梶剛士らが名を連ねる。公演は2023年1月14日(土)~28日(土)に、京都・南座にて。その後、2月1日(水)~19日(日)に、東京・新橋演舞場と巡演する。取材・文:岡山朋代
2022年11月30日映画『ippo』が、2023年1月7日(土)より順次、全国の劇場で公開される。監督は柄本佑。監督・柄本佑×脚本・加藤一浩の短編集俳優として活躍しながら、森山直太朗主演の短編映画『夜明け』の監督も務めている柄本佑。映画『ippo』は、柄本佑が2017年から2022年にかけて撮影した3本の短編をまとめた短編集だ。3本すべてが、劇作家・演出家の加藤一浩による演劇戯曲を原作としている。加藤一浩は、劇団「東京乾電池」に所属し、ユニット「曖昧なカンパニー」も主宰する人物。旧知の仲である柄本佑と加藤一浩のコラボレーションの積み重ねにより、映画『ippo』が誕生した。加瀬亮・柄本時生・高良健吾らが出演する3本ラインナップするのは、『ムーンライト下落合』『約束』『フランスにいる』の3本。『ムーンライト下落合』は、加瀬亮、宇野祥平が出演し、久しぶりに再会した友人同士の眠れぬ夜を描いた作品。『約束』は、渋川清彦、柄本時生出演で、お金に困っている兄弟の姿を映す。高良健吾、加藤一浩出演の『フランスにいる』では、フランスの田舎町で、一人旅をする日本人の男と、同じく日本人画家の出会いを描いた。<『ムーンライト下落合』あらすじ>肌寒さを感じる、ある春の深夜。東京・下落合にある長田のアパートに、友人の三上が泊まりにきている。久しぶりの再会だ。眠れぬ夜を過ごすふたりは、互いのいまを探り合うように会話を続ける。出演:加瀬亮、宇野祥平<『約束』あらすじ>梅雨どきのある日。昔ながらの団地の一角の広場に、ふたりの兄弟がいる。スーツ姿の兄と作業着姿の弟。ふたりはどうやらお金に困っている様子なのだが……。出演:渋川清彦、柄本時生、西村順乃介、西村廉乃介<『フランスにいる』あらすじ>フランスの、ある田舎町。一人旅をする日本人の男と、同じく日本人の画家。画家はいままさに、自分のアトリエで男の肖像画を描こうとしている。全編iPhoneで撮影された1本。出演:高良健吾、加藤一浩【詳細】映画『ippo』公開日:2023年1月7日(土)渋谷ユーロスペースにて公開 以降全国順次監督・脚色・編集:柄本佑脚本:加藤一浩エンディング曲:山口ともこ「知らない人の足音だ」
2022年11月12日なにわ男子・道枝駿佑と福本莉子がW主演する映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(通称:セカコイ)が、7月29日(金)に全国公開となる。この度、道枝駿佑&福本莉子の“ひと夏の『セカコイ』カレンダー”付き劇場前売券が全国合計4万名限定で発売されることが決定した。本作は、2019年「電撃小説大賞」を受賞した一条岬による同名小説の実写映画化作品で、難病を患ったヒロインとその彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持つ主人公の儚くも切ないラブストーリー。クラスメイトのいじめを止めるため、同級生の女子・日野真織に嘘の告白をした主人公・神谷透。嘘の告白と分かりながらも次第に惹かれあう両者だが、真織は眠りにつくと記憶を失ってしまう難病「前向性健忘」を患っていた。主人公の神谷透を演じるのは、2021年にCDデビューを果たしたグループ「なにわ男子」のメンバーで、今作が初主演映画となる道枝駿佑。ヒロインの日野真織を演じるのは、2016年開催の第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞した福本莉子。2021年10月期で放送されたテレビ朝日系土曜ドラマ『消えた初恋』ではクラスメイトとして共演した彼らが、今作では恋人役としてW主演を飾る。ついに6月25日(土)から本作の劇場限定前売券が発売される。この度、全国合計4万名限定で、道枝駿佑&福本莉子のA3サイズのダブルA面カレンダー、名付けて“ひと夏の『セカコイ』カレンダー”が特典としてついてくることが発表された。このカレンダーは、ダブルA面で透(道枝)・真織(福本)2人の“デイタイム(昼)ビジュアル”となっており、ポスター・チラシ表面の“サンセット(夕方)ビジュアル”、チラシ裏面の“ナイト(夜)ビジュアル”と合わせ、一日の時間の流れを表しているという。夜、眠りにつくと記憶を失ってしまう真織、そして忘れられてしまう透にとって“時間”は大切なもの。そんな変わりゆく時間を各ビジュアルで表現した。また、本作のキーワードが「記憶」ということから、二度とないこの2022年のひと夏が、「記憶」、かつ「記録」に残る特典として、カレンダーが誕生。カレンダーには、前売券発売日となる6月25日から、夏の終わりの8月31日までの日付が記されており、まさに本作の公開と共に、過ぎ行くひと夏を感じられる、ここだけの限定アイテムとなっている。さらに、カレンダーは大きめのA3サイズとなっているため、2人のまぶしいビジュアルを最大限に堪能することができるようになっている。【劇場前売券特典情報】6月25日(土)発売開始“ひと夏の『セカコイ』カレンダー”付き(全国合計4万名限定)★劇場でしか手に入らない神谷透(道枝駿佑)・日野真織(福本莉子)のスペシャル新ビジュアル(A3サイズ / カレンダーには6月25日ー8月31日の日付が書かれています)※前売券1枚につき、カレンダーを1点プレゼント※前売特典は劇場により数に限りがあります。プレゼント終了の際はご了承ください。※前売特典は、お一人様一会計につき、2枚までとさせていただきます。※劇場限定の特典です。※前売特典は非売品です。転売目的での購入はご遠慮ください。※前売特典の詳細、前売券販売劇場は、『今夜、世界からこの恋が消えても』公式サイトでご確認ください。『今夜、世界からこの恋が消えても』7月29日(金)公開
2022年06月13日辻村深月さんによる原作小説『ハケンアニメ!』が、ついに実写映画化。ここでは、トウケイ動画の敏腕プロデューサー・行城理を演じる、柄本 佑さんにお話を伺いました。主人公・斎藤瞳が監督を務める『サウンドバック 奏の石』のチーフプロデューサーである行城理は、瞳らクリエイター陣の想いや状況などおかまいなしに、宣伝サイドやスポンサーの事情を一方的に押し付けてくる存在。この役を演じた柄本佑さんは、あえて行城とアニメーターたちとの違いを意識したという。「現場からはちょっと離れたところにいる人みたいに見えたらいいなって思って、衣装合わせのときに、わりとスタイリッシュでおしゃれな感じにしたいと思ったんです。小道具とかも、普通の時計じゃなくスマートウォッチ、だったりね。こういう大勢の人が携わってる現場って、みんなが必死こいてやっているところに、綺麗な格好してちょっといいプリンか何かを差し入れに持って急に現れる人がいるんですよね。誰って特定のイメージはないけれど、スタジオの前の控室みたいなところで軽口を叩いたりして、気がつくといなくなっている…みたいな。我々現場の人間の間では、誰なんだろうねって話題になる。スーツでおしゃれ、重要人物っぽいのだけれど、どうも役割が掴めない…。そういう身近さのない人物像をイメージしました」熱い想いを制作にぶつける瞳たちとは対照的に、アニメをビジネスの視点で語る行城の姿はうさんくさく、冷徹に映ることも。「僕の出演シーンはほぼほぼ“対瞳”でしたから、撮影では、シンプルにいかにして吉岡(里帆)さんをムキーッと腹立たしくさせるかっていうところに注力して、手を緩めずにやった感じです(笑)。行城が無断で進めたカップラーメンとのコラボに怒った瞳が部屋を出ていこうとする場面で、僕が、王子(千晴)の過去の失踪にかけて『あなたも失踪ですか?』って止めるでもなく声をかける。あそこはもともと違うセリフだったんですが、本番前に何回かリハーサルをやってみて、それぐらい言っちゃった方がムカつくかなと思って。監督にそれを提案したら、『いいですね~、ムカつきますね』と喜んでくださり採用されました。じつは、そこまで監督とは行城というキャラクターについて話したりしていなかったのですが、そこで考えていた方向性は一緒だったんだなってはっきりして。でも行城の言ってることって、間違ってはいないんですよね。世の中って、情熱があれば届くみたいな甘いもんじゃない。それはその通りで、ぐうの音も出ない。セリフが自然に説得力を持たせられるように書かれていましたから、わりとしっかりハッタリかましてました。そうやって撮影を進める中でちょっとずつ人物像ができていった感じです」ただ、行城が瞳の才能を買っていて、彼女のアニメに向ける情熱を肯定的に見ているのは確か。「そうなんです。いろんなことを言っているけれど、瞳さんが声優さんの演技に納得できずに何テイクも粘る場面とか、意外に喜んでるんじゃないかと思うんですね。こんな骨のあるやつもいたのかって、行城自身も、熱くさせられているというか。誰に対しても態度は変わらない人ではあるんでしょうが(笑)、あえてムカつく言い方をするのは彼なりに鼓舞しようとしてのことなのかもしれません」劇中では、放送時間帯がバッティングすることになった『サバク』と『リデル』が覇権を争う様が描かれていく。「この作品に限らずですけれど、作品の評価って果たして視聴率だけかというとそうじゃないですよね。瞳にしろ王子にしろ、結局そこじゃないところを一番大事にしているわけで。あくまでも視聴率は結果論であって、クリエイティブって、現場で生身の人たちがいて作り上げるもので、やっぱり自分が納得できるものを作るってことが大事だと思うんです」仕事に対して、どんな信念やこだわりを持って向き合っていくかを問われるのがこの作品。柄本さん自身の俳優としてのこだわりとはなんだろう。「逆に、こだわりみたいなものを持たないということですかね、僕としては。役者という何百年も歴史があって、何万人もいる中で、これっていう正解なんてわかるわけないんです。毎回、同じ作品も同じ役もないわけで、現場が始まってみるまで自分の役がどうなるかすらわからない。経験なんてなんの肥やしにもなんねーぞってことなんです。でも、いかんせん長く続けていると、現場の進め方とかを多少知っているものだから、わかったつもりになっちゃうことがあって、それが危ない。だから僕は、毎回現場に入るときには、できるだけ経験値もこだわりも持たずに、何もないところから、この現場での最適解をみんなで探していきたいと思っています」近年、自らが監督で自主映画も撮っているが、チームを指揮する立場として大事にしているのは「嘘をつかないこと」だとか。「目の前で行われたことに対して、何か違和感を覚えたら、その違和感に対して正直に、っていうことくらいですね。それは役者をやっているときも、そんなに変わらないかもしれないですけど」仕事を始める前から映画を観るのが大好きで、大好きな映画が作られている現場を見てみたいという好奇心で、俳優という世界に足を踏み入れた柄本さん。“好きを、つらぬけ。”は今作のキャッチコピーであるが、好きな気持ちが仕事への原動力になるのと同時に、仕事になれば、当初抱いていた好きな気持ちを持続することが難しいと感じることはないだろうか。「だから、っていうのもなんですが、僕の中で一番大事にしているのは、映画を映画館で観るっていうことかなと思います。どちらかというと、出るより観ることの方が仕事という意識が強いかもしれない。もちろん俳優が仕事ですけれど、いまだに自分の根本にあるのは、映画が好きで映画作りの仲間入りがしたかったっていう想い。その地盤が、今もこの仕事を続けさせてくれている気もするので、それをなおざりにするわけにはいかない。もちろん結婚して子供ができてっていう中で、漠然と役者さんっていう仕事を一生の仕事にしていくんだろうとは思いましたけれど、だからこそ、より“映画館で映画を観る自分”を大事にするようになった気がします」そんな柄本さんにとって人生を変えてくれた作品とは、デビュー作の映画『美しい夏キリシマ』。「あれがなければ、今自分がこうして出役をやっているかどうかもわからない。それはもう明確に。あの2か月間の撮影期間に映画作りに取り憑かれてしまったんですよね。あの作品のおかげであり、あの作品のせいでもある。むしろこっちをサボっちゃマズいという意識でいます」映画『ハケンアニメ!』新人アニメ監督・斎藤瞳を吉岡里帆、彼女を振り回すプロデューサー・行城理を柄本佑、天才監督・王子千晴を中村倫也、王子に振り回されるプロデューサー・有科香屋子を尾野真千子が演じる。この2組、覇権を取るのはどっち!?監督/吉野耕平脚本/政池洋佑出演/吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子ほか5月20日より全国公開。©2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会えもと・たすく1986年12月16日生まれ、東京都出身。2003年にデビュー。声優参加した『犬王』が5月28日公開。来年の『シン・仮面ライダー』など公開予定作多数。6月には主演ドラマ『空白を満たしなさい』(NHK)も控える。ジャケット¥359,700タートルネックニット¥136,400(共にメゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパンクライアントサービス TEL:0800・000・0261)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年5月18日号より。写真・MELON(TRON)スタイリスト・林 道雄ヘア&メイク・星野加奈子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年05月16日Netflix製作によるオリジナル実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』への出演が決まっている新田真剣佑(25)。「真剣佑さんは、『聖闘士星矢』の実写版ハリウッド映画『Knights of the Zodiac』に主演が決定しており、すでに撮了。『ONE PIECE』と合わせて、“ハリウッドスター”に向け邁進しています」(芸能プロ関係者)しかし、ハリウッドでの仕事が順風満帆な真剣佑に、辛い出来事が立て続けに襲った。昨年8月19日には尊敬する父親だった千葉真一さんが新型コロナウイルス感染症のため亡くなると、その後も父を巡って遺族間トラブルも報じられた。また最近では、暴露系YouTuberとして話題を呼んでいる東谷義和氏による“攻撃”も受け、真剣佑も消沈しているという報道もある。事務所側も法的措置に出ることを明らかにしているようだが、最近では持ち直しているという。「真剣佑さんは『ONE PIECE』の撮影のため、昨年11月から南アフリカに長期滞在しています。そこでは雑音が入ってくることも少なく、仕事もプライベートに充実した日々を送っているそうです」こう明かしてくれたのは、真剣佑の知人だ。「日本からは、パーソナルトレーナーほか2~3名のスタッフを帯同し、万全の態勢で向かいました。現地ではコロナなどによる影響でしばらく待機せざるをえない時間があったのですが、『それもいい休息になった』と話していました。もともと体力、アクションには自信のあった真剣佑さんですが、撮影では肉体をフルに酷使して挑んでいます。とはいえ、Netflixでは昨今のコンプライアンスに即した撮影体制になっており、昔のように朝から晩までということはありません。きっちり8時間撮影と決まっており、その辺も充実した海外ライフにつながっているそうです」(前出・知人)ロサンゼルス育ちでネイティブ並みの英語を操る真剣佑だが、日本から遠く離れた地で彼を支える存在が、かねて報じられている“恋人”A子さんだ。「交際約2年となるA子さんは、現地での撮影にも帯同しているそうです。長期滞在に欠かせない栄養面でのサポートをしたり、撮影が休みのときには2人で同地でのデートを楽しんでいるそうです」(別の知人)昨年11月末に日本から出国する際、「成田空港に真剣佑さんと女性が一緒に出国ゲートにいてびっくりしました」(居合わせた空港利用客)という証言もあり、やはり真剣佑にとってA子さんは公私ともに欠かせないようだ。「元子役出身で7歳年上のA子さんは、元芸能人とは思えないしっかりした性格で、2人は真剣なお付き合いをしています。父である千葉さんにもA子さんを紹介したことがあり、天国のお父さんも“頑張れよ!”と応援してくれているのではないでしょうか」(前出・知人)父の果たせぬ夢をかなえるため、A子さんと二人三脚で突き進む――。
2022年04月29日アイドルグループ『なにわ男子』のメンバーである道枝駿佑さんが、映画『今夜、世界からこの恋が消えても』で初主演を務めることが発表されました。道枝駿佑、福本莉子とW主演原作は、一条岬さんの同名小説『今夜、世界からこの恋が消えても』。また、2016年開催のオーディション『第8回東宝シンデレラ』でグランプリを受賞した福本莉子さんが、道枝さんとともにW主演を務めます。数々の作品に出演し、ともに若手俳優としても注目を集める、道枝さんと福本さん。今回のW主演に意気込みを語りました。道枝駿佑さんコメント初の主演映画なので、不安もありつつ、楽しみもありつつ、クランクインを迎え、いよいよ動き出したなという気持ちです。映画で主演を演じたいとずっと思っていたので、お話をいただいた時は、とても嬉しかったですし、しっかりと悔いのないように自分らしくやり切りたいと思います。台本を読んで、すごく感動しましたし、一日一日が尊くて儚くて大切なものだと改めて気づかせてくれるお話だなと感じました。『セカコイ』が十代最後の映画になるので、十代を締めくくれる、自分のターニングポイントとなるような作品になればいいなと思いますし、この映画を経験して、役者として一回りも二回りも成長したいと思います。福本莉子さんコメント三木監督とご一緒するのも二回目で、お相手の道枝さんも同じく二回目の共演で、いろんな縁が重なっている作品だなと感じています。道枝さん演じる透くんとの関係性が大事になってくるお話なので、共演したことのある方で良かったなと思いました。『セカコイ』の原作を読ませていただいて、涙が止まりませんでした。私が演じる真織は、一日で記憶がリセットされるという難しい役で、不安も大きいのですが、頑張らなきゃなという気持ちでいっぱいです。監督から「この作品は現場で真織が心を動かすことが大事だよ、大丈夫だよ」と背中を押していただいて、私自身も真織同様、日記を付け始めました。初心を忘れず、毎日毎日新鮮な気持ちで頑張っていけたらいいなと思います。2人が主演を務める映画『今夜、世界からこの恋が消えても』は、2022年7月29日、全国東宝系にて公開予定です。映画『今夜、世界からこの恋が消えても』ストーリークラスメイトのいじめを止めるため、同級生の女子・日野真織(ひの・まおり)に嘘の告白をした主人公・神谷透(かみや・とおる)。嘘の告白と分かりながらも、「放課後まで話しかけない」「連絡は簡潔にする」「お互いを本気で好きにならない」という3つのルールと合わせ、真織はOKの返事をします。好きにならないと約束を交わすもお互いを知るにつれ、いつしか惹かれ合う2人。透がついに想いを抑えられなくなった頃、真織から出た言葉は予想もしないものでした。「私。前向性健忘っていって、夜眠ると忘れちゃうの。1日にあったこと、全部」毎日、記憶と経験をリセットされる彼女は日記に1日の出来事を書き留め、朝早く起きて復習することで記憶をつなぎとめていました。そんな彼女に少しでも幸福な日々を届けたいと献身的に向き合う透。しかし、そんな日常は長く続きませんでした。透が真織の幸せを守るために仕組んだ『ある作戦』とは…。[文・構成/grape編集部]
2022年02月12日なにわ男子・道枝駿佑と福本莉子がW主演する映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(通称:セカコイ)が、7月29日に全国公開されることが決定した。『今夜、世界からこの恋が消えても』は、2019年の電撃小説大賞を受賞した一条岬による同名小説の実写映画化作品で、難病を患ったヒロインとその彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持つ主人公の儚くも切ないラブストーリー。『今夜、世界からこの恋が消えても』書影クラスメイトのいじめを止めるため、同級生の女子・日野真織(ひの・まおり)に嘘の告白をした主人公・神谷透(かみや・とおる)。嘘の告白と分かりながらも次第に惹かれあう二人だが、真織は眠りにつくと記憶を失ってしまう難病「前向性健忘」を患っていた。主人公の神谷透を演じるのは、2021年にCDデビューを果たしたグループ「なにわ男子」のメンバーで、今作が初主演映画となる道枝駿佑。ヒロインの日野真織を演じるのは、2016年開催の第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞した福本莉子。2021年10月期で放送されたテレビ朝日系土曜ドラマ『消えた初恋』ではクラスメイトとして共演した二人が、今作では恋人役としてW主演を飾る。本作のメガホンを取るのは、『僕等がいた 前篇・後篇』(12)『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16) など数々の恋愛映画を創り上げてきた三木孝浩。脚本は、『君の膵臓をたべたい』(17) の監督・月川翔と、『明け方の若者たち』(21) の監督・松本花奈がタッグを組んだ。さらに音楽は、映画『糸』(20) で第44回日本アカデミー賞・優秀音楽賞にもノミネートされ、数々のヒット曲を生み出した音楽プロデューサー・亀田誠治が手掛ける。■道枝駿佑 コメント初の主演映画なので、不安もありつつ、楽しみもありつつ、クランクインを迎え、いよいよ動き出したなという気持ちです。映画で主演を演じたいとずっと思っていたので、お話をいただいた時は、とても嬉しかったですし、しっかりと悔いのないように自分らしくやり切りたいと思います。台本を読んで、すごく感動しましたし、一日一日が尊くて儚くて大切なものだと改めて気づかせてくれるお話だなと感じました。『セカコイ』が十代最後の映画になるので、十代を締めくくれる、自分のターニングポイントとなるような作品になればいいなと思いますし、この映画を経験して、役者として一回りも二回りも成長したいと思います。■福本莉子 コメント三木監督とご一緒するのも二回目で、お相手の道枝さんも同じく二回目の共演で、いろんな縁が重なっている作品だなと感じています。道枝さん演じる透くんとの関係性が大事になってくるお話なので、共演したことのある方で良かったなと思いました。『セカコイ』の原作を読ませていただいて、涙が止まりませんでした。私が演じる真織は、一日で記憶がリセットされるという難しい役で、不安も大きいのですが、頑張らなきゃなという気持ちでいっぱいです。監督から「この作品は現場で真織が心を動かすことが大事だよ、大丈夫だよ」と背中を押していただいて、私自身も真織同様、日記を付け始めました。初心を忘れず、毎日毎日新鮮な気持ちで頑張っていけたらいいなと思います。■三木孝浩監督 コメント『記憶』という、人が生きていく上で前へ進むための大切な基盤でもあり、時に大きな足枷ともなりうる不確かで曖昧なもの。この映画は、そんな『記憶』を1日ごとに失ってしまう少女とある『記憶』に縛られて動けない少年の少しおかしくて切なくて愛おしいラブストーリーです。誰かをどうしようもなく好きになったこともいつか忘れてしまう。すくった瞬間手のひらからこぼれていくその想いは、ずっと同じカタチのままで留めておけないからこそ美しいのかもしれません。道枝駿佑くんと福本莉子ちゃん。眩しさの真っ只中にいるフレッシュな二人だからこそ表現できる想いの儚さ尊さを、この作品で大切に描けたらと思います。■プロデューサー岸田一晃 コメント企画立案と脚本に着手したのは第一回目の緊急事態宣言の真っただ中。あらゆるものが“なかったこと”にされていく現実は一日で記憶を失ってしまう真織に恋をする透の気持ちと痛いほどにリンクしました。愛や思い出さえも"なかったこと"にされてしまったとしたら?失われていくばかりの世の中で目の前にある微かな希望に手を伸ばす透と真織の物語です。求め合う恋の行先と物語に隠された仕掛けは記憶を取り扱ったラブストーリー映画の新領域に皆さんを誘ってくれると信じています。光と影を巧みに操りエモーショナルな世界を確立させる俳優・道枝駿佑くん。一瞬で心を射抜き、観客と心情を同期させる女優・福本莉子さん。この2人にオファーして本当に良かった。今、目の前で演じている姿を見て確信しました。<作品情報>映画『今夜、世界からこの恋が消えても』2022年7月29日(金) 全国公開『今夜、世界からこの恋が消えても』ロゴキャスト:道枝駿佑(なにわ男子)/ 福本莉子原作:一条岬『今夜、世界からこの恋が消えても』メディアワークス文庫(KADOKAWA)監督:三木孝浩脚本:月川翔 / 松本花奈音楽:亀田誠治公式Twitter: 2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会
2022年02月12日テレビやラジオのコメンテーターとして、コラムニストとして、小説家として幅広い分野で活躍中の室井佑月さん。歯に衣着せぬ物言いとエネルギッシュな姿が印象的な室井さんですが、実は何度も大病を患っているそうです。3回目の本日は、49歳のときに患った乳がんと心身の調子を保つ方法についてお話をうかがいました。★前回:室井佑月さんインタビュー「41歳で糖尿病と診断されインスリン注射を打つ毎日です」#249歳のときに乳がんが見つかった――2019年7月には、室井さんが乳がんを患ったことがニュースとなりました。室井さんもう病気はたくさんだと思っていたので、「なんで私が……」と思いましたね。でも私、すごくラッキーだったんです。――それはどういう意味なのでしょうか?室井さん漫画家の友だちと久しぶりに食事に行ったとき、いつも一緒にいたアシスタントさんが乳がんで亡くなったことを知ったんです。その日の夜、お風呂に入ろうと思ったら操作ミスで浴槽にお湯がたまっておらず、お湯を張り直している間、何の気なしに乳房を触ってみたんですね。そしたら、右胸にしこりがあったんです。びっくりして一緒に食事に行った友だちに電話をしたら、「明日、絶対に病院に行って!」「行かなかったら友だちやめるから!」って言われたんです。穏やかな彼女の強い口調に驚いてしまい、次の日、糖尿病でお世話になっている病院へ行きました。実はその日は大雨で、乳がんの権威の先生の予約がポンって空いていたんです。触診をした瞬間、先生に「これは乳がんだから、覚悟をしてください」と言われました。本来なら別の日に細胞検査の予約を入れるらしいのですが、その日は午後の検査枠に空きが出たということで細胞検査も受けることができました。――細胞検査で乳がんと診断されたのでしょうか?室井さんステージⅠの乳がんが見つかりました。手術を受けることになったのですが、先生の予定や病室の調整に時間がかかると言われたんですね。ところが、お盆の時期にベッドが空くことがわかり、8月9日に手術が決まりました。乳がんが見つかって1カ月弱で、しかも名医の手術を受けられるなんて、「私ってツイてるなぁ」って思いましたね。――ある意味、とんとん拍子ということですよね。室井さんそうなんです。ただ、先生には「なんでこんなことをしたんだ!」って豊胸手術を怒られました。私は乳がんと知ってショックを受けていたこともあり、「じゃあ先生、過去の私に『そんなバカなことはするな!』って言ってきてくださいよ」って言い返したんですけどね(笑)。乳がんを患ったことで視野が広がったような気がする――息子さんに乳がんのことは話したのでしょうか?室井さんはい、話しました。当時、息子は19歳ですごくショックを受けていましたね。でも、先生には「この乳がんで死ぬことはないから」と言われていたので、息子にもそう伝えました。手術自体、膵臓の手術に比べると、とてもラクに感じられました。――術後は何か治療がおこなわれたのでしょうか?室井さん放射線治療を受け、その後は緩い作用の抗がん剤を毎日飲んでいます。この抗がん剤は20年飲まないといけないらしいんです。その20年間は年に2回、経過観察で病院を受診するようにと言われています。――ご病気を経験し、ご自身のなかで何か変化はありましたでしょうか?室井さんもし、私が乳がんになっていなかったら、がんを患った人に「ステージⅠなら軽くてよかったね」と言っていたかもしれないです。でも、ステージⅠのがんでもその後、治療が続きます。働きながらがんの治療を受けている人ってすごく多いんです。そうした現実を知ったことで気づかえることもありますし、ある意味、視野が広がったような気がします。――ご病気と向き合うなかで不安を抱えることもあったかと思いますが、どんなことが支えとなったのでしょうか?室井さんやっぱり息子ですね。特に膵臓の手術を受けたころはまだ息子が小さかったので、「息子を残して死ぬわけにはいかない」、「息子の成長を見たい」。その一心でした。――その息子さんもだいぶ大きくなられたことと思います。室井さん息子は大学生になりました。息子が成人し、パートナーができて支えてもらっていますし、毎日10時間くらい寝ていますし、今の私はすごく気が緩んでいますね。――最近の体調はいかがでしょうか?室井さん悪くはないですね。ただ、疲れやすくなりました。若いころは息子を連れて友だちと仕事が終わった後に弾丸ツアーに出かけたりしていましたが、もう無理です。今は温泉に浸かりながら昔話をするのが楽しいですね。女性は自分で自分をご機嫌にすることが大切――室井さんの元気の秘訣も教えていただきたいです。室井さん私は我が強くて欲張りな人間だと思うんです。ずっと思っているのは「自分の人生は自分のものだから、自分で好きなようにする」ということ。だから嫌なことはしたくないし、誰かに合わせたりもしません。その結果、まずい状態になったとしても自分で責任をとるって思っています。あと一喜一憂しないことですね。私、糖尿病の影響でちょっとむくんでしまうことがあるんです。でも「シワが伸びて若く見える」って思うようにしています。心はすごく大事なものだから、「私はもともとイケてる」って思うくらいがちょうど良いんじゃないかなぁって。――心の持ち方が大切ということですね。室井さんある程度の年齢の女性にとって一番大事なのは、自分で自分を気持ち良くすることだと思うんです。例えば、旬のおいしいものを安く買えたり、育てていた花が咲いたりしたら、それだけでうれしくなりますよね。そういうちょっとしたことで良いと思うんです。――室井さん流の自分で自分を気持ち良くする方法を知りたいです。室井さん年に1回くらいすごく落ち込むことがあるのですが、そういうときは新しい靴を2足買うんです。新しい服を着たり、新品の香水を開けたりすることもありますね。あと、私は歯医者さんが嫌いなので、歯医者さんの帰りには必ずドラッグストアに寄って、400円のリップクリープとか、500円のアイシャドウとか、プチプラのコスメを1つ買います。嫌なことを頑張った自分へのご褒美です。――室井さんもプチプラコスメを買ったりするんですね。室井さんもちろんです。プチプラコスメ、大好きです。毎日、自分のご機嫌を取れるのは自分だけですから。自分で自分の気分を上げる方法を持っておきたいですよね。<室井 佑月さんプロフィール>1970年青森生まれ。ミス栃木、モデル、女優、レースクイーン、銀座のクラブホステスなどの職業を経た後、97年に「小説新潮」5月号の「読者による『性の小説』」に入選。以後、「小説現代」「小説すばる」などに作品を発表し、98年に『熱帯植物園』(新潮社)を上梓した。 さらに同年『血い花(あかいはな)』(集英社)を発表。99年9月には『piss』を講談社より刊行した。最近では活動の幅を広げて、若い女性の代弁者、恋愛の教祖、そしてお母さん、という立場からテレビ・ラジオでコメンテーター、シンポジウムでパネリストとして活躍中。近著に「ぷちすとハイパー!」(中央公論新社)「ママの神様」(講談社)がある。★関連記事:室井佑月さんインタビュー「シングルマザーだった35歳のとき、膵臓に腫瘍が見つかった」#1★関連記事:「なんでもっとしなかった?」手術後にめっちゃ後悔したことは #43歳で腎がんになった話 14★関連記事:肺腺がんを告白。青木さやかさんインタビュー#1「私自身は元気ですし、がんと言われることが不思議でした」著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2021年12月02日テレビやラジオのコメンテーターとして、コラムニストとして、小説家として幅広い分野で活躍中の室井佑月さん。歯に衣着せぬ物言いとエネルギッシュな姿が印象的な室井さんですが、実は何度も大病を患っているそうです。2回目の今回は、膵臓の手術後に患った糖尿病と現在の治療についてお話をうかがいました。★前回:室井佑月さんインタビュー「シングルマザーだった35歳のとき、膵臓に腫瘍が見つかった」#1膵臓の手術によって41歳のときに糖尿病と診断――膵臓の手術後は、体に何か変化はあったのでしょうか?室井さん膵臓は血糖値をコントロールするインスリンを分泌する臓器で、私は膵臓の2/3を取っているんですね。ですから先生に、「今後、確実に糖尿病になるので、体調に変化が見られたらすぐに病院に来てください」と言われていたんです。当初は糖尿病のことが頭にあったはずなのですが、体調が戻ってからはすっかり忘れてしまいました。――糖尿病は発症されたのでしょうか?室井さん41歳のときに糖尿病と診断されました。私には10代のころから仲の良い友だちがいて、彼女が住んでいるマンションの部屋を買ったんです。そうした友だちとの旅行に息子も連れて出かけたりしていたのですが、「あなたたち親子と一緒にいると太ってしまう」と言われていました。それくらい、よく食べていたんです。毎朝、血糖値を測定してインスリン注射を打つ生活に――例えば、どれくらいの量の食事をしていたのでしょうか?室井さん夕ごはんに焼肉を食べて、その後にラーメンを食べて、家に帰ってからアイスを食べるような生活でした。息子は成長期なのでたくさん食べても太らないのは当然なのですが、私はかなりの量を食べているのにもかかわらず、どんどん痩せていったんです。さらに、目の前が真っ暗になるようなめまいが起きるようになりました。怖くなって病院を受診したところ、糖尿病になっていたんです。先生にはものすごく怒られました。でも、糖尿病にはわかりやすい自覚症状がないので、自分では気付かなかったんです。――糖尿病ではどんな治療をしているのでしょうか?室井さん当初は薬で様子を見ていたのですが、血糖値が思ったほど下がらなかったんですね。結局、服薬のほかにインスリン注射を自分で打つことになりました。毎朝、血糖値を測ってからインスリン注射を打ち、朝ごはんを食べてから薬を飲んでいます。――なんだか、大変そうです……。室井さん私も最初は、「おなかが空いてないのに朝ごはんを食べないといけないの?」「そこまでしないといけないの?」って思いました。でも結局は、先生に言われたとおりにするほうがラクだということに気付いたんです。徹夜をしてもインスリン注射のルーティーンは欠かさない――体がつらいときもあったということでしょうか?室井さん例えば、低血糖になるとおなかにガスがたまって痛くなり、尿意を感じてもおしっこが出なかったりするんです。それに、糖尿病とわかる前は1日中だるかったり、寝ても疲れが取れなかったりする日もありました。でも、毎朝血糖値を測ってインスリン注射を打ち、朝ごはんを食べて薬を飲むようになってからは調子が良いんです。――規則正しい生活を送っているんですね。室井さんそれが、私は物書きなので規則正しくはないんです。でも、徹夜で原稿を書いたとしても、朝、血糖値を測ってインスリン注射を打ち、少しでも食べ物を胃に入れてから薬を飲んで、それから寝ます。――毎朝、インスリン注射を打つ生活には慣れたのでしょうか?室井さん慣れましたね。友だちと旅行に行くときも道具を持ち歩いているので、「大変だね」って言われたりするんです。でも、自分では毎日お風呂に入るのと同じような感覚になっているんですね。糖尿病とうまく付き合えるようになってよかったです。次回は、49歳のときに患った乳がんと心身を保つ方法についてお話をうかがいます。<室井 佑月さんプロフィール>1970年青森生まれ。ミス栃木、モデル、女優、レースクイーン、銀座のクラブホステスなどの職業を経た後、97年に「小説新潮」5月号の「読者による『性の小説』」に入選。以後、「小説現代」「小説すばる」などに作品を発表し、98年に『熱帯植物園』(新潮社)を上梓した。 さらに同年『血い花(あかいはな)』(集英社)を発表。99年9月には『piss』を講談社より刊行した。最近では活動の幅を広げて、若い女性の代弁者、恋愛の教祖、そしてお母さん、という立場からテレビ・ラジオでコメンテーター、シンポジウムでパネリストとして活躍中。近著に「ぷちすとハイパー!」(中央公論新社)「ママの神様」(講談社)がある。★関連記事:「そんなことある?」入院当日、主治医の行動に驚いたこと #43歳で腎がんになった話 12★関連記事:肺腺がんを告白。青木さやかさんインタビュー#1「私自身は元気ですし、がんと言われることが不思議でした」★関連記事:え、糖尿病予備軍!?アラフィフの私が半年で10kgやせた方法【体験談】著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2021年11月28日テレビやラジオのコメンテーターとして、コラムニストとして、小説家として幅広い分野で活躍中の室井佑月さん。歯に衣着せぬ物言いとエネルギッシュな姿が印象的な室井さんですが、実は何度も大病を患っているそうです。1回目の本日は、膵臓に見つかった腫瘍や当時の心境についてお話をうかがいました。35歳のときに膵臓に腫瘍が見つかった――室井さんはいつごろからご病気に悩まされるようになったのでしょうか。室井さん最初の病気は35歳のときでした。その少し前に息子を連れて離婚したのですが、前の夫に「この家から出て行って欲しい」と言われてすごく傷ついたんですね。女の意地もあって「息子と二人で住める家を買おう!」と、月に60本の締め切りを抱えてがむしゃらに働いていたんです。忙しくて疲れがたまると、みぞおちのあたりに空気が差し込むような痛みを感じるようになり、「胃潰瘍かな?」と思っていました。――病院は受診されたのでしょうか?室井さん子どものころから体があまり丈夫ではなかったので、何か気になることがあるとすぐに病院で診てもらうようにしているんです。かかりつけの病院を受診したところ、「大きな病院で検査をしてもらったほうが良い」と言われ、大学病院への紹介状を書いてもらいました。大学病院でCT検査やエコー検査などを受けた結果、膵臓にうずら卵くらいの大きさの腫瘍が見つかったんです。――その腫瘍は、良性だったのでしょうか? それとも悪性だったのでしょうか?室井さんそれが、膵臓は体の奥にある臓器なので、悪性か良性かを調べる検査をするのは手術と同じくらい大変らしいんです。先生のすすめもあり、手術で膵臓を摘出してから病理検査に出すことになりました。――病理検査後でないと良性か悪性かがわからないということですよね。室井さんそうなんです。だからすごく不安でした。手術前の血液検査の結果を見た先生は「悪性ではない可能性が高い」とおっしゃっていたのですが、でも、病理検査を受けないとはっきりとはわかりませんから。もしものことを考えて息子のための財産管理を手配――当時、お子さんはおいくつだったのでしょうか?室井さん息子は5歳でした。手術の際には2週間以上入院することになっていたので、息子は両親に預けることにしたんです。――月に60本の締め切りがあるというお仕事はどうされたのでしょうか?室井さん前倒しで原稿を書きました。私、今まで原稿を飛ばしたことがないんです。36時間かかった出産のときも、10月にパートナー(ご主人で衆議院議員の米山隆一さん)の選挙活動に12日間張りついていたときも、原稿は落としていないんです。私はすごくうまい原稿が書けるわけでもないので、締め切りを守るのは大事なことだと思っているんです。――前倒しでたくさんの原稿を書くのは、かなり大変だったかと思います。室井さん仕事をしつつ、もしものことを考えて弁護士さんに今後のお金の相談をしたりもしていました。うちの両親は何度も破産をしていたりするので財産の管理を任せられないと思い、弁護士さんに入っていただくことにしたんです。仕事とそうした手続きなどですごく忙しかったです。――手術も病理検査も無事に終わったのでしょうか?室井8時間の大手術で、膵臓の2/3と脾臓を摘出しました。手術の次の日には病理検査の結果がわかり、良性と知ってホッとしました。術後約10日でテレビの仕事に復帰した――手術後は順調に回復されたのでしょうか?室井さん腹部を縦に20㎝くらい切ったので、麻酔から覚めたあとは痛かったです。普通は内臓を切るとしばらく動けないらしいのですが、私はどうしてもたばこを吸いたくて必死で喫煙所まで歩いていきました。普段の生活が忙しい分、入院は休暇のような感覚でやりたいことがいろいろとあったんですね。実は入院する前に家を購入していたんです。先生から外出許可をもらってタクシーで近くの家具屋さんへ行き、新居用のベッドやテーブルを買いに行ったりもしました。同じく外出許可をもらい、術後10日くらいでテレビのお仕事にも復帰しました。――気力というか、根性を感じるエピソードです。室井さん先生にも「根性ありますね」って言われました(笑)。当時の私はひとりで息子を育てていましたし、両親に仕送りもしていたのでいろいろな重りがついていたんですね。それらを外すわけにはいかないので、相当、気を張っていたのは確かです。まぁ、動き回っていたことが術後のリハビリになったらしく、予定よりも早く退院することができました。――退院後はお仕事をセーブしたりしたのでしょうか?室井さんいえ、逆に仕事が増えたんです。ただ、体調が万全ではなかったせいなのか、ちょっとうつ状態になってしまったんですね。タクシーの中で突然、号泣するような姿を息子に見せたくないと思い、半年ほど両親に預けることにしたんです。――うつ状態を改善するために何か治療を受けたのでしょうか?室井さん心療内科でカウンセリングを受けました。ただ、1時間から2時間で3万円近い料金だったんです。原稿料は安いですから「こんなことに3万円も払ってられない!」と思ったことが、回復のきっかけになったような気がします(笑)。それに、息子にすごく会いたかった。私のことを純粋な愛情で抱きしめてくれる男は息子だけですから。息子の存在が私の支えだったんです。次回は、膵臓の手術後に患った糖尿病と現在の治療についてお話をうかがいます。<室井 佑月さんプロフィール>1970年青森生まれ。ミス栃木、モデル、女優、レースクイーン、銀座のクラブホステスなどの職業を経た後、97年に「小説新潮」5月号の「読者による『性の小説』」に入選。以後、「小説現代」「小説すばる」などに作品を発表し、98年に『熱帯植物園』(新潮社)を上梓した。 さらに同年『血い花(あかいはな)』(集英社)を発表。99年9月には『piss』を講談社より刊行した。最近では活動の幅を広げて、若い女性の代弁者、恋愛の教祖、そしてお母さん、という立場からテレビ・ラジオでコメンテーター、シンポジウムでパネリストとして活躍中。近著に「ぷちすとハイパー!」(中央公論新社)「ママの神様」(講談社)がある。★関連記事:手術前の剃毛問題! 自分でやるか、やってもらうか… #43歳で腎がんになった話 11★関連記事:「子宮がんのリスクが高い?」子宮筋腫が見つかり、子宮全摘を決心【体験談】★関連記事:肺腺がんを告白。青木さやかさんインタビュー#1「私自身は元気ですし、がんと言われることが不思議でした」著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2021年11月26日黒木華・柄本佑がW主演を務める『先生、私の隣に座っていただけませんか?』より、本編映像が解禁となった。黒木華と柄本佑が結婚5年目の漫画家夫婦を演じ、夫の不倫をモチーフにした新作漫画を描く妻とそれを読む夫の心理的な攻防が描かれる本作。今回解禁となったのは、こっそり妻の新作漫画を盗み見してしまった柄本さん演じる夫が妻の不倫を疑い自動車教習所で大パニックとなる本編映像。動揺した俊夫が、血相を変えて妻・佐和子が通う自動車教習所に乗り込むシーンから始まる。佐和子の描いた漫画を読んで彼女の不倫を疑い、居ても立っても居られずに教習所に向かった俊夫は、急いで車を停めると一目散に教習所内のコースに駆け出し、佐和子が乗っている車を探して目を凝らす。遠くの車を確認するため、咄嗟にスマホのカメラのズーム機能を使う描写も絶妙にリアルだ。そうして、ようやく妻を発見した俊夫だったが、我に返り、慌ててのぼり旗の陰に身を潜める。次の瞬間、妻と一緒に車から出てきたのは、ついさっきまで自分が盗み見していた妻の漫画に登場する教習所の若い先生と瓜二つの男だった…。まるで漫画の展開が現実のもののように感じられるほど仲睦まじい2人を見て、俊夫は愕然と膝から崩れ落ちる。右往左往する俊夫の姿はコミカルで、自分も不倫をしている身でありながらパニック状態に陥るどこか憎めない俊夫という人間味溢れるキャラクターをよく表している。ハラハラドキドキ、笑いと恐怖が見事なバランスで共存する夫婦の心理戦にぜひ注目してほしい。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年09月13日俳優の新田真剣佑が、7日より放送されるdTVの新CMに出演する。新CMでは、薄暗い部屋のなか、大量のポップコーンを片手にソファーに座りながら、食い入るようにテレビ画面を凝視する新田の姿が。テレビに映し出されている作品に夢中でポップコーンが手からこぼれ落ちたり、抱えていたクッションをソファーの隅にどかしたり、とにかくテレビ画面を観続けている。そしてCM後半では「新田、dTVに真剣にハマる!」という力強いナレーションとともに、‟真剣 ハマる“という大きなテロップが出現する演出も。ナレーションは、老若男女問わず人気の声優・山寺宏一が担当している。なお、今回のCMは本日1日より、dTV公式YouTubeにて公開中。
2021年08月01日4月18日、作家の室井佑月さん(51)と前新潟県知事の米山隆一さん(53)が、新潟県長岡の蒼柴神社で挙式。その日、室井さんが無垢になったーー。「51歳で白無垢とか、ちょー恥ずかしい」そう苦笑いしていた室井さん。あいにくの雨の中、「もう少し歩こうよ」と新郎の米山さんが傘をさしかけ促すも、「もういいよね、もういいよね」と駄々をこねてみせ、いつものようにまわりの笑いを誘う。でも、その表情は今までに見せたことがないほど、初々しく晴れやかだった。「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年05月07日4月放送予定の月9ドラマ「イチケイのカラス」に新田真剣佑が出演することが分かった。新田さんは同枠初出演、主演・竹野内豊、黒木華と初共演となる。本作は、刑事裁判官が主人公のドラマ。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちお(竹野内さん)と、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木さん)らイチケイメンバーの活躍をコミカル&ビターに描く。今回新たに発表された新田さんが演じるのは、イチケイメンバーであり、みちおら裁判官をサポートする裁判所書記官の石倉文太。裁判所書記官は、裁判の記録や調書などを作成・保管するほか、裁判所主導の現場検証を行う際にはスケジュールを調整したり、検証に立ち会って記録したりと、縁の下の力持ちとして裁判官を全面的にサポートする役割。また、書記官になる前からみちおのファンでを公言しており、みちおをしっかりとサポートしながら、イチケイメンバーとの間で橋渡し役として活躍する。一方で坂間に好意を抱いており、そんなそぶりを見せる場面にも注目。さらに石倉は、元傍聴マニアという一面を持ち、書記官になる前から幾度となくみちおの裁判を傍聴してきた。その中には、みちおがかつて弁護士バッジを捨て、裁判官へと転身するきっかけになった、ある事件の裁判も含まれているようで…。現在公開中の『名も無き世界のエンドロール』にはメインキャストで出演し、今後は『ブレイブ-群青戦記-』、『るろうに剣心 最終章』が公開を控えている新田さん。「撮影現場では、いつも竹野内さん、黒木さんたちと一緒で、とても楽しくやらせていただいています」と撮影現場の様子を明かし、竹野内さんと黒木さんについては「竹野内さんとは子供の頃にお会いしており、それ以来ぶりにお会いでき、こうして共演させていただけることをうれしく思っています。黒木さんとも初めてご一緒させていただくのですが、一度舞台を見させていただき、とても感動したので、今回も勉強させていただけたらと思っています」とコメント。そして視聴者へ向けて「長い期間をかけて皆で大切に撮影しています。放送をぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです」と呼びかけている。「イチケイのカラス」は4月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年02月05日新田真剣佑(24)が海外に進出すると12月19日に報じられた。「スポーツ報知」によると真剣佑は来年4月に所属事務所を退所し、その翌月には海外で行われる映画撮影に参加。今後は活動拠点を国外に移すという。「真剣佑さんはもともとロサンゼルス出身で、もちろん英語もネイティブ。“マッケンユウ”という名前は日本では聞き慣れない名前ですが、これは父親である千葉真一さん(81)の“世界に羽ばたいてほしい”という意向によるものです。千葉さんは『自分の手でハリウッドスターを育てる』という夢があり、真剣佑さんの海外進出はお父さんの夢を叶える一歩でもあるのです」(映画関係者)新天地に飛び込む真剣佑に、ネットではエールが続出。そんななか、三浦春馬さん(享年30)のファンからは《真剣佑くん海外進出か~!春馬くんが叶わなかった夢だ》《春馬くんの思いも背負って頑張ってほしい》《春馬君もきっとすごく喜んでくれている気がするよ》と期待の声が相次いでいる。「真剣佑さんは、三浦さんの芝居を見て役者を志すようになりました。来年3月に公開される映画『ブレイブ―群青戦記―』ではついに共演も果たし、今月14日に行われた会見では『一緒に芝居できたことは役者人生にとって宝だった』と号泣。さらに会見後、インスタに同作のロゴをアップし、そこに三浦さんのアカウントをタグ付けしたんです。そんな気持ちを三浦さんのファンも嬉しく感じていました。生前の三浦さんも海外進出を目指していました。そのため彼のファンも真剣佑さんに同じ夢を乗せているようです」父だけでなく、三浦さんのファンからも夢を託される真剣佑。その活躍を多くのひとが見守っている。
2020年12月21日舞台となった富山以外では初めての上映となる『大コメ騒動』東京プレミア試写会が12月15日(火)に行われ、主演の井上真央をはじめ、室井滋、夏木マリ、鈴木砂羽、左時枝、柴田理恵ら“おかか”を演じたキャストたちと本木克英監督が舞台挨拶に登壇した。主人公・いとを演じた井上さんが「女性たちのパワーを存分に感じられる作品になってますので、最後まで楽しんでください!」と挨拶をすると、会場から盛大な拍手が。続いて、おかかたちのリーダー“清んさ”のおばばを演じ、“稲穂の髪飾り”を付けたキュートな姿で登壇した室井さんは「ちょうど昨日、故郷の富山に帰っておりまして、初雪を眺めながらここで1年前撮影したなぁと噛みしめてここに立っております」と富山ロケをふり返り、1年越しの上映に感動を滲ませた。主人公いとの姑・松浦タキを演じた夏木さんは、ブラックのシックな着物に“米俵柄の帯”で登場。「去年の今頃は『また来年ねー!』と別れたけど、いろんなことがあって再会できてよかった」と、“おかか”メンバーの久々の再会に喜びの笑顔。浜のおかか・トキを演じた鈴木さんも「今日この日にこうして見てもらえることに本当に感謝です」と久々の客前でのイベントに感謝した。町のお米屋の女将姉妹の姉・とみを演じた富山出身の左さんは、「普段はどっちかっていうと“おかか”の方なんですけど、今回だけは美しい姿で出演しました! 富山県の素晴らしい山と海とがふんだんに映画になっているので、ぜひ楽しんでください!」と満面の笑みで挨拶。そして米屋の女将姉妹の妹・とみを演じたのが柴田さん。「私も左さんと同じようにきれいな着物でキレイな姿で演じました! 全編富山弁の映画ができるなんて思ってなかったので、とても嬉しいです!」と地元富山の魅力が詰まった映画を力強くアピールした。井上さんは控えめな性格ながら、やがておばばたちを率いて米騒動の中心人物になっていく主人公・いとについて、「リーダーがすごい迫力なので、引き継いでいかなきゃいけない者として色んなプレッシャーはありました」と語ると、そのリーダーの清んさのおばばを演じた室井さんは、「昔、家の裏に金銀様々な歯をなさっている、秋田のなまはげみたいな雰囲気の方がいらしゃって、私が泣いているとどこからともなくその人がやってきて怒られるので、私は一発で黙っちゃうんです」と“リアル”清んさのおばばがいたことを語ると、会場からは思わずどよめきの声が。本作では家を守る、いとの姑・タキを演じた夏木さんは「おばばたちが起こす一揆のシーンに私も参加したいと提案したんですけど、監督にいらないと言われて…」と裏話を明かすと、本木監督は「一揆には出かけるところで終わってるんです!」とタジタジでフォロー。その騒動のシーンについて鈴木さんは「一番燃えましたね! 武器も『そんなのいるか!?』というのを色々持ってったりして。私はしゃもじがお気に入りでした」と、おかか大集合の見どころシーンをアピール。富山出身の左さんは「富山の女性は夫思いで、夫を立てて立てて、そして思ったところに持っていくんです」と、人心掌握に長けた一面を語ると、妹役を息ぴったりで演じた柴田さんも「左さんとは顔が似てる気がするんです。富山顔というか、うちのおばちゃんとよう似とるので!」と富山育ちの本物の姉妹のように過ごした様子を語った。そして、井上さんは最後に、「誰かを守りたい、子どもたちにお腹いっぱい食べさせたいという女性たちの小さな願いが映画になっている作品です」と、富山の浜のおかかから全国へ広がった米騒動に重ねて観客へとメッセージ。続いて本木監督も「一年前におかかたちがぶつかりあったような撮影がまたいつ出来るのか、と思いながらこの映画を仕上げました。映画館も大変な状況ですが、ぜひ映画館にもいらしてください!」とメッセージを贈った。『大コメ騒動』は2021年1月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。※1月1日より富山県で先行公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:大コメ騒動 2021年1月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開©︎2021「大コメ騒動」製作委員会
2020年12月16日柄本佑主演で今年1月にNHKで放送されたドラマ「心の傷を癒すということ」が、視聴者からの反響を受け再編集されて映画化が緊急決定。この度、予告編映像とポスタービジュアルが完成した。本作は、阪神・淡路大震災時、被災者の“心のケア”のパイオニアとして奮闘しつづけた精神科医・安克昌氏の半生を描くヒューマンドラマの本編を再編集し、映画化。当時の記録を安氏が綴った著書「心の傷を癒すということ 神戸…365日」(第18回サントリー学芸賞受賞)が原案となっている。■“寄り添う”ということを広く伝えたい…医師の思いが映画に解禁された予告編は、精神科医の道に進みたい和隆と父・哲圭(石橋凌)との口論、最愛の人・終子(尾野真千子)との出会い、新しい家族の誕生、そして発生した阪神・淡路大震災。被災地で“心のケア”に奔走していくなかで“心のケア”とは何か彼なりに理解した和隆の柔らかな笑顔が印象的。そして主題歌は、自身が出演した映画に初めて書き下ろし曲を提供、和隆の兄役として出演もしている森山直太朗の「カク云ウボクモ」。一度聴いたら思わず口ずさんでしまうオノマトペのフレーズが印象的な楽曲となっている。ポスタービジュアルは、白衣に身を包んだ若き精神科医・安和隆(柄本佑)の姿が。阪神淡路大震災の際に自ら被災しながら、手探りながらも多くの被災者の声に耳を傾け、心の痛みを共に感じ、寄り添い続ける。そんな誰からも愛され、頼りにされた安先生に会いに行ったかのようなビジュアルとなった。実在の人物をモデルに描く安和隆に扮するのは、高い演技力に定評のある柄本佑。その彼を支え続ける妻・終子役には、海外での受賞歴もあり数々の映画・ドラマで活躍中の尾野真千子。また、和隆の父を石橋凌、母をキムラ緑子、兄を森山直太朗、弟を上川周作が好演。さらに濱田岳、浅香航大、清水くるみ、濱田マリ、近藤正臣と実力派俳優たちが集結した。柄本さんは「劇場版として生まれ変わることとなりました。二時間になった事でオリジナルとは違った新たな魅力を発見していただけると思います。しかもスクリーンでっ!! 逞しく、人間の底力と生きる力に溢れた今作をぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。『心の傷を癒すということ≪劇場版≫』は2021年1月29日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年12月11日俳優の新田真剣佑が2021年1月3日、ファンミーティングを開催することが発表された。2021年、『名も無き世界のエンドロール』、『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』、『ブレイブ ‐群青戦記‐』と3本の映画公開を控える新田。今回発表されたファンミーティングはファンクラブ会員限定となっており、ライブ配信サービス「Streaming+」で視聴できるオンラインチケットのほか、少人数限定で東京都渋谷区の会場へ来場できるオフラインチケットを抽選で発売する。オンライン視聴チケットは3,000円、限定来場チケットは6,000円で、共に本人考案の豪華特典付き。今からファンクラブに入会しても申し込み可能だという。イベントは、13時開演、17時開演の2部構成。新田は自身のInstagramで「ついに。よかったら観に来てください」と呼びかけている。
2020年12月11日柄本佑主演、高橋伴明監督の最新映画『痛くない死に方』が来年2月に公開決定。ポスタービジュアルと柄本さんからのコメントが到着し、その共演者に坂井真紀、余貴美子、大谷直子、宇崎竜童、奥田瑛二らが発表された。在宅医療のスペシャリスト・長尾和宏のベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」を映画化した本作。柄本さんは在宅医の河田仁を演じる。父親のために、痛みを伴いながらも延命治療を続ける入院ではなく“痛くない在宅医”を選択したのに、父親が苦しみ続けてそのまま死んでしまい、自分を責める智美役に坂井真紀。「カルテでなく人を見ろ」がモットーの、柄本さん演じる在宅医の先輩である長野浩平役に、奥田瑛二。奥田さん演じる長野と在宅医療を支える看護師・中井春菜役に余貴美子。そして、柄本さんが新たに担当することになる末期の肺がん患者・本多彰役に宇崎竜童。その妻・しぐれ役に大谷直子と、実力派俳優が勢ぞろい。柄本さんは「高橋組の一員になれるだけで最高なのに、主演という一番監督と長く居られる部署にまさか呼んでいただけるとは!高橋伴明監督の骨太な『ヨーイ、ハイ!』には人を突き動かす生命力に溢れていたように思います。たくましい人間ドラマを楽しんでいただけたら幸いです」と力強くコメント。なお、第23回上海国際映画祭でワールドプレミアを行った本作が、11月14日(土)に第45回湯布院映画祭の秋の陣での日本初上映が決定し、来年2月に全国順次公開。さらに、本作の原作者で医療監修を務めた長尾氏のドキュメンタリー映画『けったいな町医者』が同時期に公開。実際に兵庫県尼崎市で在宅医として活躍する長尾氏の現場を徹底的に取材し、命の駆け引きの現場をリアルに映像に収めた問題作。ナレーションは本作で主演を務めた柄本さんが担当し、監督は本作のチーフ助監督の毛利安孝が務める。ストーリー在宅医療に従事する河田仁(柄本佑)は、日々仕事に追われる毎日で、家庭崩壊の危機に陥っている。そんな時、末期の肺がん患者である井上敏夫(下元史朗)に出会う。敏夫の娘の智美(坂井真紀)の意向で痛みを伴いながらも延命治療を続ける入院ではなく“痛くない在宅医”を選択したとのこと。しかし、河田は電話での対応に終始してしまい、結局、敏夫は苦しみ続けてそのまま亡くなってしまう。「痛くない在宅医」を選んだはずなのに、結局「痛い在宅医」になってしまった。それなら病院にいさせた方が良かったのか、病院から自宅に連れ戻した自分が殺したことになるのかと、智美は河田を前に自分を責める。在宅医の先輩である長野浩平(奥田瑛二)に相談すると、病院からのカルテでなく本人を見て、肺がんよりも肺気腫を疑い処置すべきだったと指摘される河田。結局、自分の最終的な診断ミスにより、敏夫は不本意にも苦しみ続け生き絶えるしかなかったのかと、河田は悔恨の念に苛まれる。長野の元で在宅医としての治療現場を見学させてもらい、在宅医としてあるべき姿を模索することにする河田。大病院の専門医と在宅医の決定的な違いは何か、長野から学んでゆく。2年後、河田は同じく末期の肺がん患者である本多彰(宇崎竜童)を担当することに。以前とは全く違う患者との向き合い方をする河田。ジョークと川柳が好きで、末期がんの患者とは思えないほど明るい本多と、同じくいつも明るい本多の妻・しぐれ(大谷直子)と共に、果たして“痛くない死に方”は実践できるのか…。『痛くない死に方』は2021年2月、全国にて順次公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:痛くない死に方 2021年2月20日よりシネスイッチ銀座ほかにて公開©「痛くない死に方」製作委員会
2020年11月11日