2015年3月21日 10:30
「就活ミュージカル!」上演 - 学生や社会人、保護者の就職活動に対する葛藤を描く
就職活動をテーマにした「就活ミュージカル!」が東京芸術劇場で上演中だ。「就活、就活、就活―。ぼくらは一体何のために…?」をコピーに、学生や新社会人、就活生の娘を持つ親など様々な立場の人間が「就職活動」に悩みながら生きていく姿を描いた群像劇となっている。舞台稽古と初回公演に足を運んだ。
同作品は、大学生や若手社会人の有志200名が、プロの手を借りて作り上げたオリジナル作品。日本の就職活動や企業における若者の働き方の現状を社会に訴え、改善策を皆で考えることを目的に活動している団体「就職戦線異状アリ」が主体となりプロジェクトを立ち上げた。
ミュージカルという形式を採用した理由は、誰もが楽しめる表現手段を使って「働くこと」を考えるきっかけとしてもらうため。メンバーは学生が7割、若手社会人が2割、プロが1割。
学生の中には、就職活動を終えた方もいれば、これから就職活動を迎えるという方もいるという。答えが不明確な「就職活動への悩み」を抱える立場として、活動の現状を理解し意識を変えたいという思いを抱き参加した学生も見受けられた。
○「就活ミュージカル」のストーリー
舞台の中心は学生や若手社会人が住む「ドリーム・シェアハウス」