「社内プロセス」「学習と成長」の4つの視点がある。
財務と顧客は達成したい成果を、社内プロセスや学習と成長は、成果を出すためにどうするかに焦点を合わせたものだ。この4つの視点は、それぞれがきちんと結びつくことが大切で、ステップ3の目標に到達するために深く考えよう。
どのような財務戦略が必要か、財務目標に到達するために顧客戦略はどうあるべきか、顧客戦略を支援するためには社内プロセスをどう変える必要があるのか、顧客サービスの改善、財務目標を到達するにはどのような学習と成長プロセスがあれば良いのか、といった具合だ。
ステップ5:戦術
戦略ロードマップの肝はここ。ステップ4の各戦略の下にそのための行動プランを作っていこう。「新しい顧客を獲得する」という戦略の下に具体的なキャンペーン計画を書き出したり、「販路拡大」なら営業チーム内に新規開拓部隊を作るなどのことが例に挙げられる。
ビジョンの具現化で最も重要な部分であることから、しっかりと時間をかけたい。
実行可能な行動リストを作成し、誰が・いつ・どのように担当するのかまで決めよう。記事によると、この部分に抜かりがあると戦略が失敗する可能性が高くなるとのことだ。