Apple Distinguished Programに選出された近大附属高校が「iPadと進化する学校教育」と題したイベントをApple Store Ginzaで開催
遊ぶように学んでいって欲しいと感じているという神野教諭は、コースの中に様々なアプリを組み込めるiTunes Uのアドバンテージを力説し、一斉授業の時間を短縮でき、生徒の能動的に学びたい気持ちを掘り起こせるとも伝えていた。また、iTunes UとiPadを活用した授業を進めていくうちに、教師としての立ち位置を見直すきっかけもできたと、自身の変化についても言及した。
最後は森田哲教頭が登壇。自由度を高めた授業をどのように再構成していくのかが課題であるという問題提起ののち、ICT教育を導入することで、自分たちが教えようとしていたことは何なのか、どうして自分は教員になりたいと思ったのかという本源的な部分まで遡って、どのような生徒を育てていくのかという本質的な問題にまで発展していくだろうと述べた。森田教頭は、G.K.チェスタートンのエピソードを引用しながら、解決策を正しく探るには問題を正しく認識する必要があると指摘し、子供たちを変えたいのであれば、まず教師自身が変わらなければならないと説いた。
なお、本イベントの様子はPodcastでの配信が行われているので、あわせて、そちらも是非ご覧いただきたい。