トレンドマイクロ、2015年事業計画を発表 - 企業を包括的に保護するトータルソリューションを提供
さらにログを表示すると、デモを行ったタイミングで、削除を行ったことが記録されている(図14)。管理者は、このように標的型攻撃が遮断されたことを確認できる。
Office 365やOneDriveをビジネスで利用する機会も多い。このように、ウイルスや不正ファイルが共有されると、一気に企業内で拡散する危険性がある。Cloud App Securityでは、それを防ぐことができる。
○日本における事業戦略
日本国内の事業戦略については、副社長の大三川彰彦氏が説明を行った。
まず、トレンドマイクロが注目するIT環境の変化について紹介した(図16)。
興味深いのは、遠隔操作ツールなどが急増しているあたりだ。
それ以外にも、クラウドサービス、対象デバイスも拡大しているる。つまり、デモでもあったような標的型攻撃への対策が急務ともいえる状況といえる。そこで、トレンドマイクロでは、上述した3つの領域に対し、以下のようなソリューションを提供する。まずは、ユーザー保護である(図17)。
デモで紹介したCloud App Securityなどが新たに投入される。カスタムディフェンスでは、以下となる(図18)。