くらし情報『猫と一緒に暮らすと人間の病気のリスクが減るって本当? - 獣医師が解説』

2015年3月26日 10:57

猫と一緒に暮らすと人間の病気のリスクが減るって本当? - 獣医師が解説

オランダの研究のように反対の結果がでてしまうのは、統計学の分野ではよくあることで、どのような方法が最も客観的に真実を表すかも検証しなくてはいけません。

しかし、猫を愛する方にとっては猫がどれほど私たちの生活を潤してくれるかは、科学的な根拠がなくとも十分実感しているはずです。私も、小さい頃に猫を飼い始めてから家族の会話も増えましたし、猫と出会ったことで獣医になりたいという夢を持ち、勉強の励みになりました。

最近では麻布大学で、「猫との触れ合い、そして猫の鳴き声が、人の脳の血流増加に影響している」などの研究を行っているようです。今後さらなる研究により猫のヒーリング効果の謎が明らかになるでしょう。

■参考文献
E. Paul Cherniack & Ariella R. Cherniack, 2014. The benefit of Pets Animal-Assisted Therapy to the Health of Older Individuals.

■著者プロフィール
山本宗伸
獣医師。Syu Syu CAT Clinicで副院長を務め、現在マンハッタン猫専門病院で研修中。

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