AMD、「FreeSync」と「LiquidVR」に関する技術説明会を開催 - 競合に対する優位性をアピール
AMDは26日に都内で記者説明会を開催し、ディスプレイ表示技術「FreeSync」とバーチャルリアリティ(VR)コンテンツ向け技術「LiquidVR」について解説を行った。今回はその内容を紹介したい。
○ディスプレイ表示技術「FreeSync」
FreeSyncそのものは、2014年11月のAMD Future of Computing 2014の際に初めて明らかにされ、その後、Catalyst Omegaの説明会など、過去にも何回か紹介されているのだが、FreeSyncに対応したディスプレイが市場に出回り始めたことももあって、今回改めて詳細な説明が行われた(Photo01)。
FreeSyncは、ディスプレイに表示される画像のカク付きや、画が引き裂かれたようになってしまうティアリングを軽減する技術。基本的なアイディアは、画面表示のフレームレートを可変にするというものだ。例えば画面描画が本来のフレームレートに間に合わない場合、あるフレームは描画途中のものが表示され、次のフレームではそれが完成して表示されるということになる(Photo02)。
この場合、Refresh 3にあたるものが表示をスキップする形になる。