AMD、「FreeSync」と「LiquidVR」に関する技術説明会を開催 - 競合に対する優位性をアピール
そこで、描画間に合わない場合にはフレームレート自体を遅らせることで間に合わせようという仕組みだ(Photo03)。
さて、この仕組みというか効果そのものはNVIDIAのG-SYNCと同じものだが、大きな違いは実装にあたっての問題である。G-SYNCは、NVIDIAの独自技術としてライセンス提供される形だが、FreeSyncはVESAによって、「Adaptive-Sync」として標準化されているように、オープンでライセンスフィーは必要ない。また、G-SYNCはディスプレイ側に対応モジュールを搭載しなければならないが、FreeSyncははDisplayPortに対応したディスプレイであれば、そのまま利用できる(Photo04)。
2014年12月の段階では、Samsungが対応ディスプレイを投入予定という話だったが、今回の説明会では6社から8つの対応製品が用意されていることが発表された(Photo05~09)。会場にはそのLGの34UM67-Pが持ち込まれ、FreeSyncの効果のデモが行われた(Photo10,11)。そのFreeSyncであるが、いまのところ利用できるのはRADEON RシリーズのDiscrete GPUと、Kaveri世代のAPUのみである(Photo12)。