AMD、「FreeSync」と「LiquidVR」に関する技術説明会を開催 - 競合に対する優位性をアピール
としている。ちなみに現時点でのFreeSyncの欠点はCrossFire環境では動作しないことで、これは次のCatalystで対応するとのことであった。
残念ながら国内では、LG以外のディスプレイの選択肢は無い訳で、このあたりは国内企業への働きかけなどがないとちょっと普及には時間が掛かりそうではある。
○LiquidVR
もう1つの発表がLiquidVRに関するものである(Photo16)。これは2015年のGDCで発表された、VR(Virtual Reality)向けの技術で、すでにSDK 1.0のαバージョンが開発者向けに提供され始めている。このLiquidVRは、NVIDIAが発表したVR Directに対するカウンターパートというか、AMDからの対抗ソリューションと考えればよい。
Oculus Riftに代表されるVR Headsetの利用頻度が高まってくると、求められる要件のレベルは当然上がってくる(Photo17)。それも単にグラフィック能力だけでなく、音響やセンサーの精度や速度の向上も同時に必要とされるようになる(Photo18)。
またVRのマーケットが広がるにつれ、ゲームやエンターテインメントだけでなく、教育や医療といった広い範囲での利用が考えらる。