2015年3月27日 22:00
犬好きに朗報! 「犬と触れ合うと愛情ホルモンがお互いに増加」と豪研究
その上昇率は人間なら真実の愛と言ってもいいほどのものだったのだ。
「これほどの急激な上昇が人間で見られるのは、誰かが好きな人を見たり、恋愛感情を抱くようになったり、あるいは相当な親切を受けたときだけです。オキシトシンが絆を育む手助けをしていることを考えれば、家畜も絆を形成し、われわれと同じように愛情を感じているようです」とザク教授。
同教授によれば、ポイントは家畜化された動物だけがこうした反応を示すことらしい。「社会性の高い動物ほど脳の前部で高いオキシトシン濃度が認められます。これが協力関係に心地よさを感じさせるのです。」
第2の実験では、人間の被験者100人から血液サンプルを採取し、これを基準状態として用いた。それから個室へ移って、犬か猫と15分間遊んでもらった。そして、その後再度血液を採取しオキシトシンの濃度を測定した。
ここで明らかとなったのは、人間の変化は人によってさまざまであり、そうした差異はこれまで飼ったペットの数から推測できるということだ。また、遊んだ動物によっても反応が異なることも判明した。
「犬好きの人が犬と接すると双方のオキシトシンの濃度が高まりますが、そうでない人が犬と接しても双方にそこまで濃度は高まりませんでした。