Firefox OSを採用したIoT時代のコアデバイス「Runcible」とは
(Arriola氏)とメリットを挙げた。
ソフトウェアの実装にあたっては、KDDIと協力しながら開発を進める「Positron」と「Sensible」という2種類のライブラリを利用しているという。PositronはUIのラピッド開発を可能にするHTMLフレームワークで、Runcibleのユーザーインタフェースの実装に利用している。Firefox OSだけでなく、iOSやAndroid、PCのChromeやSafariなどモダンブラウザ―を広くサポートするライブラリとなっている。
Sensibleは通信機能のライブラリとなっており、デバイス間のPeer-to-Peer接続のようにIoT時代に求められるインタラクションを容易に実装できるという。Arriola氏によると、「どちらのライブラリもMITライセンスで提供しており、誰もがダウンロードして利用できる」とのことだ。
Arriola氏は日本企業でのゲーム開発経験もあり、日本語も堪能。製品名のRuncibleについても、英語読みでは「ランシブル」となるはずだが、あえて日本のローマ字読みに近い「ルンシブル」という呼び方を採用するなどのこだわりを語った。