くらし情報『次世代型プッシュ通知基盤「Pusna-RS」とは-1万4000件以上/秒を実現させた開発秘話』

次世代型プッシュ通知基盤「Pusna-RS」とは-1万4000件以上/秒を実現させた開発秘話

また、高負荷にシステムが耐えられないことも問題だった。プッシュ通知は、ユーザーがアプリを起動するたびにデバイス情報を受け取るが、デバイス数の増加に伴いシステムの負荷も高くなっていく。当時はシステムダウンを防ぐため、各アプリ担当者のプッシュ通知時間を調整するといった運用対応を余儀なくされていたそうだ。
これらの課題を解決するべく、同社では2013年9月にリアルタイム性とスケーラビリティを兼ね備えた次世代型プッシュ通知基盤「Pusna-RS(Realtime&Scalable)」の開発をスタートした。

スピードについては、「AWS(Amazon Web Services)」が提供している分散キューサービス「SQS(Amazon Simple Queue Servise)」で各機能の高速化を図ると同時に、分散KVS(Key-Value Store)「Amazon DynamoDB」でI/Oの高速化を実現。スケーラビリティに関しては、単純化と分散が絶大な効果を発揮している。そのほか、「Node.js」をはじめとした今まで運用実績のなかった技術やソフトウェアも積極的に活用したそうだ。
こうして同年12月末に完成したPusna-RSでは、1秒あたり1万4000件以上という、旧基盤と比べて約340倍もの驚異的なスピードを実現。

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